「哲学と宗教 全史」出口治明著

〇面白い本です。哲学と宗教において、欧米に加え中国と中東が、なにが同じで、どう違っているのか。どう世界を変えてきて、これから進化するのか。AIが先頭を走り、産業革命を踏み超えつつある現在の社会の視点から、数千年の歴史を見渡しています。分かりやすい説明で、頭の固い、サラリーマン社会人の私も、引き込まれます。

〇紀元前中国の諸氏百家の墨子、イスラーム教を始めたムハンマドの説明などが、私には、新鮮でした。中国もイスラーム教も、成功と悲劇を合わせて、今の世界中が歴史と現状を注目しています。本に書かれていることを、いくつか簡略に書き取ります。

・墨子は、男女、貧弱もみな、等しく人間として尊重する「兼愛」を示し、戦争反対した。現代のヒューマニズム(人道主義)に匹敵する。身分社会を前提とした孔子の「仁愛」と異なる。

・商人であったムハンマドが開祖になったイスラーム教の合理性

・イエスやブッダはいわば出家者でしたが、ムハンマドは商人であり市長であり、軍人であったて人で、最期は愛妻に看取られて自宅で死去した普通の人でした。

〇最後の「おわりに」、次のように書いておられます。
「ビジネスパーソンの皆さんに、少しでも哲学や宗教について興味を持ってほしいと考えて、(中略)シンプルにわかりやすく書いたつもりです。」
まさに、そのとおりの本でした。

〇著者出口氏は、ライフネット生命保険株式会社創業者。現在は、立命館アジア太平洋大学学長。よくNHKにも出られています。出口さんがライフネットを創設された時に、私は、お近くで働きました。

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