定石を覚えて二目弱くなり

8月にこのblogで宣言した後、週一局弱のペースで囲碁を打っていますが、率直に言って、定石の本を読み始めてから、負けがこんできたように思えます。囲碁の川柳で「定石を覚えて二目弱くなり」というのがあります。定石を覚えて、勝負にのぞんだところ、実戦では、弱くなったという意味です。これは、実社会でもあてはまる川柳かもしれませんね。

定石を覚えたのに弱くなる、理由を考えてみました。まず、どの場面でどの定石を使うべきかよく分かっていないから、ダメなんでしょう。さらに言えば、丸暗記をしてもダメで、なぜその手がいいのか、よく理由を理解していないと、色んな変化がある実戦で役立ちません。結局、定石も、いい加減な理解なら却ってマイナスで、また、定石以外の手筋とか、死活(石の生き死に)の読みとかの実力をつけないと、ちゃんと活用できないと思います。まあ、社会でも同じことですね。定石も大事、でも、定石よりも真の実力が大事、といったところでしょうか。

実際のところをいうと、もっとレベルの低い話のような気もします。段ではなくて、級のレベルだと、相手も自分も、定石が想定しているレベルの実力に至っていません。相手も定石書に載っていないような手を打ってくるので、混乱してしまいます。また、首尾よく、定石で「これにて、黒よし」とされている局面にいきついたとしても、その後、両者不思議な手を打ち続けて、結局、黒が悪くなったりしちゃいます。これなんて、僕たちの日々の仕事でもよくあるし、目を凝らしてみると、日本の政治もこんなことの方が多いのかもしれません。実力が定石以前なのです。今の日中外交なんて、こんな感じでしょうか。

僕の腕前の方は、ネット囲碁(パンダネット)で、6級仮で申請して5連勝。それで3級仮になったまでは、よかったのです。その後、定石を覚えながら打っていると、3勝3敗。しかし、そのうちの一敗は、相手も「仮」がついていてレーティングに関係のないものだったので、レーティング局は、3勝2敗。それで、昨日、2級仮になりました。昇級するのは、嬉しいですが、なんか、いんちきくさくて、しっくりきません。少なくとも、これからは、この級位を維持するのだけでも大変そうです。

blogと囲碁を老後の趣味にできれば、もういつ引退しても大丈夫。と思い定めて、僕は、本当に、文庫本の囲碁の解説書を電車の中で読んでいます。隣にキャピキャピのお嬢さんなんかがいると、もう意識しちゃって、どうだ、といわんばかりに、白丸と黒丸がちりばめられた本をこれ見よがしに、広げてしまいます。どうだ、オレは、お・じ・さ・ん・だ・ぞ。と。

半蔵門線と井の頭線でセクハラ的に囲碁の文庫本を読んでいるおじさんを見かけたら、「らくちん!」と声をおかけください!(人違いのときには、責任をとりませんので、あしからず。。。)

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