もえるるぶ

やはり日本は、面白い。「もえるるぶ 東京案内」なる本をみつけました。「るるぶ」といえば、最新のスポットを紹介するおしゃれな旅行ガイドで、若い女性もよく持っています。その「るるぶ」が、「おたく」を対象に、「萌える趣都アキハバラ」の章から書きおこし、漫画、アニメ、ゲームのショップはもちろん、フィギュア、コスプレの聖地の紹介に留まらず、果ては、メイドカフェ、コスプレキャバクラの案内までしています。A5版、128ページ、オールカラー、もちろん、JTBパブリッシング発行。

表紙もいきなり少女キャラがでており、言葉使いも「ピンク色の看板が目立つでち」といった、もえ系調で統一されています。実際に購入してよく見てみると、編集側の苦心の跡がさらにみてとれます。そもそも、いくら話題になっているといっても、一冊の本が埋まるほど東京にメイドカフェができているわけではないようです。「味と制服で選ぶレストラン」と題して、六本木のハードロックカフェや、チャイナドレスでサーブしてくれる上野の高級中華料理屋を紹介しているのは、どうみても苦しい。

そこで、他のるるぶのように、さらっとスポットの紹介を並べるのではなく、ストーリー仕立てにするなど、確かに、編集者の腕のみせどころといった本です。編集後記にある「いろんな意味で、編集長生命?をかけた一冊です。」というコメントには、うなずきます。それだけに、おたくに域にまだ至っていない未熟者にとっては、興味深いところもあります。

例えば、次のような用語の解説があります。
「フィギィアとは、:(中略)高度な造形技術と、作り手の対象への愛情。しかし、偏執的ともいえる情熱の具現は、キャラに頼らない創作は可能かという疑問を常に孕む。」
「メイドカフェとは、:愛でたい異性への欲望と見せたい制服への耽溺との共犯関係。自分が傷つかない距離でつながれた互いの願望をかわいい「メイド」が仲介してる。萌える自分が好きという自己愛。あなたはここにいてもいいという許された仮の場所」

裏表紙にあるのですが、この本で中心となるキャラクター「るるちゃん」をデザインした作者コメントが、面白いです。「ちなみに僕が提出した最初の設定では、るるちゃんの年齢を6~10さいとしていたのですが、フタをあければなんと「5さい・八重歯」と勝手にかえられていました!その点からいっても、もえるるぶ編集部は、すごいでち~!」

好奇心が強く、異文化大好きのらくちんとしては、一度、メイドカフェなるものに行かねばならぬと、意を強くしました。

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この記事へのコメント

らくちん
2005年10月29日 21:43
メイド喫茶に行ったことのある人は、名前ほどはオーラがないと、よく言っていますね。きっと、ヲタクにも世代ギャップがあるのでしょうねえ。
Forsterstrasse
2005年10月28日 23:37
知らなかった、、、JTB恐るべし。

しかし、昔のヲタクを少し知るものとしては、先日の日経「領空侵犯」でどなたでしたかが述べておられた「昔のオタクには、差別される者特有の爆発的エネルギーがあった。今はない」に全面的に賛同してしまうのですね。ヲタクはマニアとは別種の存在であり、どちらも異様なオーラを発するながら、その色は明らかに違っていた。それが今は混同されてしまい、その結果JTBが登場し、と小一時間。

私はマニア系だったので、ヲタク系のオーラにはついていけませんでした。コスプレか、、、懐かしい、、、でもあのオーラがないメイド喫茶って楽しいんだろうか、ってそれはマニア系のひがみかな。

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