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zoom RSS 「北朝鮮自治区」シナリオ

<<   作成日時 : 2017/10/23 03:09   >>

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米国と北朝鮮との戦争が終わってみれば、38度線以北が、中国の自治区として併合されていた。そういうシナリオはありえないだろうか。可能性は、低いだろうが、中国共産党の歴史を振り返れば、中国の政権の誰かが考えていても不思議ではない。これは、今、米日などが想定しているシナリオと大きく違っている。

米国などが、今想定している米朝戦争のシナリオは、次のようなものだろう。

米中間で次の合意ができたと米国が信じた後、米国は、米朝戦争を開始する。
・中国が北朝鮮側に協力せず、中立を保つ
・そのために、米国は、戦勝後も38度線以北に米軍を駐留しないと確約する

このシナリオでは、次のような結果が想定される。
・米軍が北朝鮮に圧倒的に勝利する
・北朝鮮に親中国政権ができる
・南北朝鮮の統一は実現しない
・ソウルには大きな被害がでる。しかし、韓国社会は、5年程度の短期間で復興する。

このシナリオのおまけとしては、次のようなことも想定できる。
・莫大な戦費負担が、アメリカから日本(および韓国)に要求される
 それは、日本の消費税2%分などはるかに超える。そのときは、福祉予算を教育に振り向ける話は、とてものんきに聞こえるだろう。
・北朝鮮社会に親米感情がおこると、一部のアメリカ人は期待する。
 (そうならないと、そういうアメリカ人は失望する。)

上のシナリオに対して、中国側は、次のようなシナリオを想定している可能性があると思う。
・米朝戦争開始初期において、中国は軍を北朝鮮国境付近に集結させつつ、米国との合意に基づき中立を保つ。(その中国軍の指揮は、王岐山?)
・米軍の攻撃で北朝鮮軍が壊滅状態になり、いよいよ米軍が韓国軍とともに陸軍の侵攻を始めようとする段階にいたる。
・その米国が勝利宣言する直前に、中国陸軍は北朝鮮に侵攻する。
 国境を超えるときは、北朝鮮に対しては、北朝鮮支援のふりをするかもしれない。
・中国軍は、北朝鮮の主要都市を制圧、中国の一部の「北朝鮮自治区」として併合することを宣言。
・中国は、国内向けに、「強国中国」の実現だと宣伝する
・ロシアに逃げようとする北朝鮮独裁者を米ロ中のどこが捕捉するか興味深いが、その後の政治には、大きな影響はない。

この「北朝鮮自治区」シナリオを思いついた背景は、次のとおりだ。

中国共産党は、歴史的に、日本、そして次に中国国民党を追い出し中国を支配した。それが、レーゾンデートルである。

中国共産党は、戦略的に、できるだけ自分で日本軍と戦わず、日本には、米国と国民党とに戦わせ、日本が敗戦した後、最後に、へとへとになった国民党をやっつけて、政権をとった。習近平、王岐山は、その戦略が輝かしい成功を産んだことを重々知っている。

その成功体験が強烈なので、今回の北朝鮮対応でも、同じようにできるだけ他の国に戦わせ、最後にでていって成果を取ろうとする可能性はある。

もう一つ別の背景もある。ソ連崩壊時に、ロシアからみると、西側が約束を守らなかったようにみえていることも、プーチンとよく連絡をとっている習近平政権は、よく知っている。

ロシアが東欧の民主化を認めたとき、米国・西欧は、そのときの安全保障上の境界を超えないとロシアに約束したのに、結局、NATOに引き入れ騙されたと感じている。

ロシアからみると、ウクライナも騙し取られたから、クリミア半島だけを取り返したに過ぎない。そのあたりの背景と説明は、習近平政権は、さんざプーチン政権から聞かされている。アメリカや西側諸国に騙されちゃいけないよと。

従って、いくらアメリカが、北朝鮮に米軍を進めないと約束したって、反故にする可能性は高いと思っている。そんな約束を信じるほどお人よしではない。

国際社会への説明は、いくらでもできると思っているに違いない。北朝鮮を併合する歴史的根拠くらい、いくらでも探し出せる。少なくとも、遠く離れた南シナ海よりは、たくさん根拠がでてきそうだ。

もともと、中国は、ロシアと同様大陸国の発想で、隣接国の併合にあまり躊躇はない。それよりも、首都北京に近いことに、核兵器をもった隣国がある状態は、耐え難い。

習近平政権は、G2を主張するなど覇権国的振る舞いを志向している。二期目は、さらにその傾向を強めるだろう。

結局、中国共産党政権成立の成功体験、ロシアの「西側に騙された」失敗体験、習近平の「強国」志向を背景に、北朝鮮の併合というシナリオも検討されていると思うがどうだろうか。

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