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zoom RSS 朝鮮半島の意外だけど当たり前の事実

<<   作成日時 : 2017/05/30 21:46   >>

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今の日米中韓政府の対応に対して、よい代替案も思いつかないので、特に批判はありません。しかし、今、関係国が否定しており可能性が低いかもしれないけれど、日本としては、考えておいた方がいいシナリオがいくつかあると思います。

シナリオの話の前に、最近、海外の人と話したときの感想です。
遠い人ほど心配していて、近い人ほどのんびりしているように感じます。知り合いの普通のヨーロッパのビジネスパーソンが、しっかり基礎情報をもった上で高い関心をもってみています。また、先日、アメリカのビジネスパーソンからも、「大丈夫か?」といった話がでました。一方で、日本は、稀勢の里程度?のまあまあの関心具合。韓国では、テレビでのインタビューで、街の人が「戦争にはならないですよ」とにっこり笑って言っていたりしています。

さて、頭の体操として、考えておいた方がいいシナリオの話です。

一つは、米軍が、在韓米軍の大部分を引き上げる可能性です。マティス国防長官は、国防長官就任前から一貫して明確に否定しています。とはいえ、今後、状況によって米国がそういう判断をするシナリオを、あくまで可能性として準備しておいた方がいいのではないでしょうか。因みに、昨年末にフォーリンポリシー誌に、文氏が大統領になれば在韓米軍を引き上げた方がいいいという説が掲載されました。

今回の危機の中で、アメリカがいくら空母を増派したりして圧力を強めても、韓国にいる米軍兵の危険を冒してまで、米軍が先制攻撃することはないという話がありました。それが事実なら、在韓米軍は、米軍の戦略的自由度をかえって減らしています。また、そう思われるということ自体が、マティス氏が嫌う「間違ったメッセージを送る」ことになっているように見えもします。

もう一つは、米国が先制攻撃をするという可能性です。これまでは、ソウルを攻撃されたときの被害が大きすぎるので、できないと判断していました。それは、韓国の被害の大きさとの比較に基づいて判断したものです。

今の話は、米国本土の危険との比較になります。端的に言えば、韓国や日本に当座の大きな被害がでようとも、米国本土をICBMにより核攻撃できる能力をもつ前の今こそ、米国にとって、最後のチャンスと考えるかもしれません。今しかないと思う可能性は、今後の状況により、判断する人により(!)、可能性ゼロではないでしょう。

それから、冷静になれば当たり前の事実を念頭に置いておいた方がいいでしょう。

今議論になっている、射程の長い大陸間弾道弾の完成度は、アメリカにとって重要だけれど、日本にとってそれほど重要ではないという事実です。少しくらい大陸間弾道弾をもったところで、アメリカの核報復能力を無くすことはできません。そうであれば、日本にとっては、日本に届く射程のミサイルに核兵器を搭載できるかどうかの方が重要であって、それ以上の射程があろうかなかろうが、危険度は変わりません。

同じ種類の議論が韓国にも言えます。通常兵器でソウルを猛攻撃されうる韓国にとっては、米国に届く大陸弾道弾、日本に届くミサイルをいくらみせられても、危険度は変わりません。

それを日米韓がお互いに念頭に置いたうえで、協調だよねと確認するべきものだと思います。

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コメント(2件)

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アメリカから見ていると、いま北朝鮮の脅威で騒いでいるのは「ミサイルが米本土に届くのが時間の問題となってきたから」からです。韓国が比較的落ち着いているのは「とうの昔からソウルに大砲の弾が届くと知っている」ためだと思います。日本人の騒ぎ方だけが脅威に見合っていないというか、脅威がどこにあるのかわかっていないように見えてしまいます(北朝鮮指導部が不思議に思っていないだろうか…)。ですので、こうやって各国にとって何が脅威なのかを吟味しておくのは大事と思います
うめもと
2017/06/07 07:01
うめもとさん、コメントありがとうございます。確かに、日本の反応が、一番理解できないのかもしれません。それは、予測できない反応を生む可能性をまた、増やしてしまいますね。やれやれ。
らくちん
2017/06/10 17:52

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