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zoom RSS スウェーデンの旅行・仕事の予備知識

<<   作成日時 : 2017/04/30 22:41   >>

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スウェーデンの旅行や、仕事で関係するときの予備知識をまとめました。外務省の基本情報(ココ)に、自分が現地に滞在して感じたこと、現地に住んでいる人のコメントなどを加えました。「スウェーデン旅行・出張の便利情報」もご参考ください。

○ 人口と面積:人口は、日本の1/10の千万人(内、20%が移民)。
面積は、日本と同じくらいの45万㎢(≒日本の120%)。
だから、人口密度はとても少ない。街の中心をでて、電車や車で移動していると、すぐ地平線が見えて、とてもすかすかした印象。

○ 言語:スウェーデン語。英語が、露店でもタクシーでも街中でほぼ100%通じる
人口が少なく国内市場が小さいので国をあげてグローバル化を推進していて、英語の教育はとても熱心。教育上の配慮もあって、英米系の映画、テレビ番組もスウェーデン語への吹き替えはせず、英語の音声とスウェーデン語の字幕だけがほとんど。(だから、邦画「君の名は」が、珍しくスウェーデン語に吹き替えて話題になった。)
スウェーデン語は、デンマーク語、ノルウェイ語は、相互におおよその内容を理解可能なほど似ている。ドイツ語、英語にも近い。フィンランド語とは、大きく違う。

○ 通貨:スウェーデンクローナ(SEK)=約12円(2017年4月)
EU加盟しているが、通貨ユーロは採用していない。実際、90年代など経済が停滞したときは、SEK安によって輸出が増えて、経済の回復ができた。
この話と、通貨ユーロを使うギリシャが経済危機を克服できないのとを合わせて考えると、共通通貨ユーロの問題が浮き彫りになる。

○ キャッシュレス社会
タクシーもコーヒー一杯でも、クレジットカード、デビットカード決済が普通で、現金を使わない。駅のキオスクで200円ほどのペットボトルを買うとき、現金を出すと断られて、クレジットカードで買えた。
グループで食事をしても、割り勘分を一人ずつクレジットカードで精算するのが普通で、店は嫌な顔をしない。
従って、旅行・出張では、VISA、Masterなどの国際的な大手クレジットカードは、必須。逆に、現金のスウェーデンクローネは、換金してもっている必要ない。

○ 政治
コンセンサス重視:手続きにも結果にも透明性が求められる
イノベーティブな政策:真っ先に採用。ダメならすぐやめる(試行錯誤)
コンセンサス重視すれば保守的な判断になりそうなものなのに、みんなで相談して合意の上で、新しい政策にチャレンジするのが面白い。ビジネスもイノベーティブだし、医療技術も世界で最初に認可されているもの多い。
平等重視:男女平等、上司部下の対等感、移民の融合
高負担高福祉:教育費は、無償はもちろん親に手当も。医療・介護も無料。
政労使協調:社会民主党(最も有力な政党)と最大労組が協調
「積極的労働政策」:産業構造の変化に機敏に対応するため雇用の流動性を確保する一方で、労働者・失業への職業教育を充実させる。
移民・難民を積極的に受入れ:最近、見直しが議論されている。
・現在、左派連立政権(社会主義政権多い)

○ 外交:武装中立(NATO寄り)、EU重視
歴史的に(ノーベル以来?)、軍事産業強い。WW2の時に、欧州で中立を維持できたのは、スウェーデン、スイス、ボルトガルのみ。ナチス・ドイツに武器輸送の協力をして交戦をまぬがれたことがあり、これを、他の北欧諸国は、批判的。
私見では、地理的にドイツ・ロシア間の通り道の側面に位置しており、歴史的に両国からどちらに味方するのかと迫られる機会が多く、両国の強弱をみながら身をこなさざるを得なかった。独裁的リーダーの指導ではなく、民主主義を維持しつつ、状況を冷徹に分析して合意を形成し、大胆且つ機敏に対応してきた。つまり、国民みんなの国際政治の戦略眼、勝負勘が非常によい結果だと、僕は感じる。

○ GDP:$5万/人(15年 IMF)   実質成長率 16年:3.4% 15年:4.2%
失業率:7%   公務員/労働者:1/3 女性労働参加率:76%
 ビジネスイノベーションは盛んで、スカイプ、スポーティファイ、ゲームのキングなどは、スウェーデンで起業、立ち上げた。
若年層の高失業率が、課題になっている。

○ 宗教:プロテスタント・ルーテル派(7割)
日曜に教会に行く人は、5%で、そんなに信心深くない。西欧人には珍しく、「私は、無宗教」と割と平気でいう人がいる。

○ 対日感情:いい
寿司バー、日本食レストランは、中華レストランよりも多い。また、村上春樹のスウェーデン語への翻訳本は、駅中の小さな本屋でも横積みで並んでいる。

○ 雑談で盛り上がる話題
ヤンテの掟:威張らず控え目でいろという、スウェーデン人(特に男性)の価値観。
ここ参照。
酒席で、「ヤンテラーゲン」とか「ヤンテズ ルール」とかと一言いうだけで、スウェーデン人たちで勝手に盛り上がってくれる。

デンマークの悪口
デンマーク人の悪口をいいだすと長く盛り上がるとのこと。デンマークでも、スウェーデンの悪口は、盛り上がる鉄板ネタとのこと。(どちらの国の人からもそう聞きくし、ものの本にもよく書かれているが、実は、僕は経験がありません。)

移民・難民・テロ 
歴史的にも周辺に紛争が多く、国際政治情勢・安全保障関係には、非常に敏感。また、20世紀以降、世界中の紛争地域から、移民・難民を積極的に受け入れて、教育して、経済成長してきた。従って、テロとかグローバルな紛争地域とかについてよく知っているし、市井の民が冷静な戦略的洞察をもっている。

・趣味:クルーザーと馬
大金持ちともいわずとも中の上クラスの多くの人が、クルーザーを持っている。また、自分の馬を持って乗馬が趣味という人も多い。
日本人がBMW、レクサスを持つ感覚で、ヨット・クルーザーを持っていて、大型犬を飼う感覚で、馬を飼っている。

○マナー・習慣
・チップ:レストランなどで、5−10%、端数を切り上げる感じ。なくても大丈夫みたい。タクシーなどは、ない。
・人と人との間の快適な空間的距離が長い:そのせいか、美術館でも、販売所でも行列はなくて、整理券
時間を守る:友人の家に呼ばれたときは、5−10分前までには、その家の前まで行って場所を確認。それから少し周りを歩いて時間ピッタリにベルを押すのがマナーとされる。絵本の「おばけのラーバン」で、ラーバンがお化けの修業をするときも、「お化けの出るべき時間」の前に、その場所に行って準備をして、時間ピッタリにお化けとして出るという場面がある。

○参考になる本・記事 (リンク張りました)
「物語 北欧の歴史」武田龍夫 中公新書
「限りなく完璧に近い人々」マイケル・ブース
分厚いけれど、とても面白い。
・記事「日本でも脱工業化は止まらない マグヌス・ローバック氏 駐日スウェーデン大使」4月27日日経

今後も、スウェーデンに関する記事を数回書きます。

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