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台湾の李登輝前総統が日本に来ている。中国も過去の学習効果で、それほど大騒ぎして批判していない。中国が大声で批判するほど、台湾内で影響力が衰えつつある李登輝に政治力を与えることになるからだ。それを心得てか、日本のマスメディアも余り大きく報道していない。 李登輝氏は、無血民主化革命を行った稀有な政治リーダーだ。彼の政治手腕によって、台湾は、少数民族による独裁政党支配から、平和裏に民主主義に移行した。彼の行った民主主義への巧妙な移行プロセスをみていると、「政治とは、可能性の技術だ。」という言葉を、重くかみしめる。 因みに、台湾は、面積こそ九州と変わらない小さな島国だが、人口は、約23百万人とかなり多く、世界の中では、中位の大きさの国である。(「中位の台湾」参照) 台湾と同じくらいの人口なのが、最近話題のイラク、北朝鮮、それに、マレーシアなど。ヨーロッパの国は、有名なわりに人口が少ない。例えば、台湾と同じくらいの人口というと、オランダとベルギーの合計くらい、ハンガリーとオーストリアの合計、スェーデン、フィンランド、ノルウェー、デンマーク4カ国の合計などで、結構驚く。オーストラリアとニュージーランドの合計ともほぼ同じだ。 小国とはいえない、これくらい規模のある社会をまとめあげ、流血騒ぎもなく民主化したのは、立派としかいいようがない。 李登輝氏には、是非、「台湾経験は、イラクなどの民主化プロセスの参考になる」と語ってもらいたい。 |
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