経営が論理からアートに

〇「世界のエリートはなぜ「美意識」鍛えるのか?」山口周著(2017年発行)を読んだ。経済は、アート・サイエンス・クラフトのバランスの時代になると。

〇「美意識」になるとは、
・情報処理スキルが、論理・理性から直感・感性に変わる。
・世界中の市場が「自己実現的消費」に向かう。
・「真・善・美」を判断するための「美意識」が求められる。

〇ソニーが「美しいか、楽しいか」という「感情に訴えかける要素」を意思決定の基準としていたと、讃している。マツダ自動車の成長させたデザイナー役員も賞賛。

〇論理と理性に基づく、従来の経営は、①時間 ②差別化の喪失に対応できない。グーグルのシュミットCEOは、言う。「これまでの経営セオリーは、この世界では役に立たない」今、画期的なイノベーションは、「超論理的」(≠「非論理的」)の意思決定で行われている。とはいえ、論理と理性では勝てない時代に「直感」はいいが「非論理的」はダメ。

〇市場の導入期から成熟期への過程で、消費者の求めが次のとおり変わる。
機能的便益
⇒情緒的便益
⇒自己実現的便益:自己実現のための記号の獲得

〇現在の社会と経済:VUCA
Volatility不安定、Uncertainty不確実、Complexity複雑、Ambiguity曖昧
 VUCAでは、従来のマッキンゼーのクリティカルシンキングを適用できない。

〇こうした状況で、経営における意思決定のクオリティは、アート、サイエンス、クラフト の三つの要素のバランスと組み合わせ方によって大きく変わる。

〇上記の本を読み終えて思います。20世紀の米国の経営論やコンサルタントの主張が、現在は、あてはまらない。そう、私を含め、日本のすべてのビジネス・サラリー・パーソンが、日々感じている。

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