「海と帝国 明清時代」上田信著

〇歴史家の出口治明氏(APU学長)も「海と帝国 明清時代」を名著と絶賛している。中国をみるには、マルクス・エンゲルスの共産主義論よりも、東ユーラシアにおける海の商・産業の歴史からの方が有効だ。21世紀、米中対立に関わる日本にとって必要な知見。

〇黄海・渤海・日本海・東シナ海・南シナ海の5海に囲まれた500年の「東ユーラシア」での、中国の歴史。海と陸の交易と相克、商業の時代と産業の時代、環球のなかの中国を、説明する。清への朝貢国、朝鮮・ベトナムが、今の国際政治で注目されている。

〇明・清の時代に、日本が輸出した銀が、経済を変えていき、日本と関係した「倭寇」海賊・貿易商人が活動した。清は、アヘン戦争で欧州の半植民地化し、日清戦争で敗北した。

〇今、米中の対立に日本は、対応しなければいけない。参考:このブログ
730年~1874年の世界のGDP
  1820年頃、清のGDPは、世界の33%!
米中新冷戦と日本
21世紀の世界:米中日関係

この記事へのコメント