「LIFE SCIENCE」吉森保著

〇オートファジー[細胞の恒常性を保ち、病気と老化に対応]を解明した吉森保教授の著。2016年のノーベル生理学・医学賞の大隅良典教授の相棒。高校生や理科の苦手な人に、最先端の科学を、分かりやすく説明する。最後に、「健康のために、納豆とワインをとりましょう!」と楽しいアドバイスいり!

〇オートファジー
① 飢餓時の栄養補給 細胞の中身を分解して栄養源にする
② 新陳代謝 細胞の中身を入れ替える
③ 細胞内の有害物を除去する
吉森氏が発見しました。オートファゴゾームに、光るタンパク質LC3が結合して、目印になります。

〇免疫の3通りの撃退方法
① 物理的に防ぐ
② 細胞が相手を殺す。食細胞。自然免疫。
③ 抗体

〇新型コロナウイルスの性質(可能性)
・免疫ができにくい
・感染が不均一

〇アメリカの流れ  Win-Win
大学での発見
→ベンチャー企業
→大企業との提携や売却
吉森氏は、細胞ケアのベンチャー企業「AutoPhagyGO」を立ち上げた。

〇本の中での、印象的なことば。
・生命の動的平衡:中身が変わっているのに、見た目は変わらない
・細胞内の社会は「膜」が交通の要。膜は袋になっているのが鉄則。
・DNAの3文字からタンパク質がつくられる
・DNAはハードウェア、ゲノムはソフトウェア
・「生物の遺伝的多様性」は、生命存続に鉄則、ダイバーシティ。
・体内で、血液より情報の方が、速く移動する。
・風邪の原因はウイルスなので、抗生物質はききません。
・構造にもとづくドラッグデザインSBDD。例:タミフル
・サイトカインストーム:免疫の暴走
・「交差反応」別の似た病原体でも効く免疫
・ベニクラゲというクラゲは死にません。若返る。
・新陳代謝:恒常性を維持するために、あえて壊す
 パルテノン神殿と伊勢神宮の違い
・細胞の寿命
 胃腸:1日、赤血球:数カ月、骨:10年、
 神経細胞と心筋細胞:死ぬまでずっと同じ細胞 一生もの
・オートファジーの機能を高める薬は、アルツハイマーやパーキンソン病を治せる
・オートファジーは、高齢化すると能力低下する
・ルビコン:オートファジーを止めるタンパク質
・オートファジーが活性化すると神経変性疾患、加齢性疾患を抑制する
・オートファジーは、美容にもいい!
・出口治明さんいわく「新しいことを始めるのに年なんか関係ない」

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