新型コロナウイルス感染症

友人のKさんが、レポートの追加をしてくれました。新型コロナの特徴の簡潔な説明は、ありがたいですね。日本の医療関係者って、ひそかに世界一だと思いました。

-Kさん-
前の記事でも少し(そしてやんわり)触れたのですが、イギリス首相がはっきり言ってしまいましたので、不安に思っている方もいらっしゃるでしょう。

感染症を完全に封じ込めるには、まずは感染者を全て発見し、隔離することが原則です。できるだけたくさん正しく診断し、接触者をトレースして、疑わしい場合隔離します。しかしながら、今回はそれが通用しません。

新型コロナは次のような特徴があります。
1 感染しても発症しない場合、あるいは軽症で風邪と区別がつかない場合が多い。
2 発症前の潜伏期から感染させうる。
3 ウイルスが体内、たとえば腸管内などに長く滞留する。
4 重症者はいるが、割合が高すぎない。
5 予防接種や確実な治療法がない。
6 十分に感度が高い検査法がない。

みなさん、ご存じない方も多いと思いますが、風邪でよくある原因ウイルスのRSウイルスや胃腸炎のノロウイルス、手足口病の原因ウイルスなども体内に数週間残存します。

今回はさらに人の動きなど様々な状況から、かなり前からウイルスが日本に入り込んでいた可能性が高いことが懸念されていました。そのため、封じ込めできないのではないかという推測が初期からありました。

その場合、前の記事でも少し書きましたが、収束のためには多くの方に免疫ができることが大切です。これを集団免疫といいます。ただし、集団免疫が効果を持つためには、集団のある一定割合以上の人が免疫を持つ必要があります。ドイツのメルケル首相の国民の60〜70%が感染する云々はこれを意識したものかもしれません。
→追記:基本再生産数を高めの2.5あたりに見積もるとこうなりますが、これが低ければもっと少ない感染者でも集団免疫は効果を持ちます。

さて、その場合犠牲者を最小限にするにはどうしたらいいか。
1 リスクの高い人を守ること。高齢者、基礎疾患のある者、特に免疫不全、糖尿病、COPD、気管支喘息など呼吸器疾患、高血圧などがある人。
2 感染者が多くなるほど重症者が多くなるので、流行のピークを抑えること(流行をなだらかにする)。
3 その間の医療機関の過度な負担を避け、医療崩壊を避けること。
4 重症者を早期に発見し、迅速に対応すること。
5 軽症者は自宅静養し、二次感染を防ぐこと。

クラスタの発生を慎重にモニターし、迅速に対応することが重要であることは言うまでもありません。

ここまで読んでいただくと検査のやり過ぎが良くないという考え方が理解できると思います。検査には明確な目的が必要です。PCRの感度が70%以下と低いこともやり過ぎるべきではない根拠となります。特に偽陰性者が多いことは、かえって感染者を増やす懸念があります。「やり過ぎでない」のがどのくらいかは様々な考え方があり難しいですね。もっとやってもいいのではとお考えの方もいらっしゃるでしょう。検査するべきだったケースもあったでしょう。日本のやり方が適切であったかは、もう少し評価を待とうと思います。まだ正解はないのですから。

やるべきことがはっきりしてきました。どうかみなさん、冷静に考え、行動してください。前の記事にも書いた過度の自粛を自粛して、ストレスコントロールをすることも大事です。私は高血圧に喘息、しかも医療関係者とリスクグループに入っており、正直こわさはあります。でも、楽観しています。日本人の衛生意識の高さ、医療レベルの高さを信じています。政治家は・・まあ、その・・がんばってください。

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