中国経済の、左vs.右対立 津上俊哉note

〇津上氏が、ネットのnoteで「中国=大きな振り子」を説明する。
中国の思潮は、西側価値観に親和的で市場経済原理の「右」と、マルクス・レーニン的な社会主義の「左」の間を、5年・10年ごとに、全く正反対に大きく振れる。これまで、理解・予測しにくかった中国の経済政策が、津上氏の説明で、すっきりした。

〇中国の「右」思潮とは、政治面では自由・民主・人権といった西側価値観に親和的で、経済面でも市場経済原理を重視する改革派の考え方を指す。逆に「左」思潮は、マルクス・レーニン主義に則って社会主義公有制の堅持を謳い、政治的にも保守的で国粋主義的傾向が強い考え方。ちなみに、この改革派が「右」、保守派が「左」と言われ、西側の用語法と逆。とのこと。

〇中国の経済
1980年代:改革開放
1990年代:89年の天安門事件から、政治の民主化が停滞するとともに、国家財政が窮乏状態に陥る。
94年くらいから、「右」の市場経済・自由貿易に進む。
2000年代:2001年WTO加盟後、風向きが反転、前半は、左派・保守派が優勢。
 後半、右派が巻き返したが、2008年リーマンショックで西側経済への信頼が落ちる。
2010年代:Brexitとトランプ当選をみて、西側価値観から離れる。

〇私は、1990年代頃に、中国ワープロの日中JV、米国製CATVケーブルの中国CATV局(極冬のハルピンにも行った。)への三国貿易、日中ソフトウェアJV、上海への日本エレクトロニクス製品の輸出などに関わった。

〇中国市場では、日米すらよりも極端な市場経済がある一方で、極端な共産国有企業も強力だったので、右往左往して戸惑った。津上さんの説明を読むと、そのときのことが、すっきり理解でき、将来もいくらか予測できるように思えてきた。

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