有限多様へのAIの解決 ビジネス、教育、数学

〇経済で「均一の大量生産物モノを所有する」から、「多様な個別情報サービスを利用する」に脱するときに(このブログ「脱産業革命」)、有限多様なもの・ことをAIが解決する。

・そのためには、無限と扱われていたものを、「多様だけれど有限」と仮定して、ビジネスのROI(投資対効果)をよくする。(「データレバレッジ経営」

・すべてを0か1か無限と見なす「デジタル」に、「アナログ」を組み合わせる。(「協力共存:製造とサービス、アナログとデジタル」

〇上記を明確に示しているのが、教育業界で、AIを活用して成長しているアタマ+社だ。(「Cにサービス、Bから入金: GAFA+M」

・アタマ+社以外の、AIを使う教育事業者は、創造性を育てあげるサービスをアピールしているが、ビジネスとしては、あまり成功していない。実は、そもそもAIには、そういう無限の創造性を、無限の方法で、うまく教えることができないのだろう。

・アタマ+社は、劣等生から優等生を含んだ多種多数の中高学生の、各個人別に異なる方法で、受験に有効な学習を提供している。多様だが有限種の問答がある、数学、物理、化学、英語の学習を提供し、多様な無限種の問答がある国語、社会の学習提供はしていない。それによって、社会にも貢献し、ビジネスとして急成長している。

〇このように「有限多数」は、とても面白い。
・物質を構成する基本的な成分、元素は、117種類しかない有限だ。ヒトの身体においても、広大な宇宙全体においても、117種類の、有限多種の元素で構成されている。しかし、有限に多様な元素・原子が、組み合って、無限に多様な分子が存在している。そして、宇宙に、分子の種類も、物質の種類も、無限の多数ある。

・世界的に名をあげている、東大、及び、ハーバード大学の数学教授、小林俊行が世界を驚かせたのが、有限群だ。正の定曲率を持つ完備なローレンツ多様体は決してコンパクトにはならないが、その一方で基本群は必ず有限群になる。この奇妙な現象はカラビ・マルクス現象と呼ばれるが、小林はこの現象の必要十分条件を示した。私の理解では、これまで、無限と仮定されていたものを、多数だけれど有限だと受け止めて、解決していく理論だ。(参考:『大きな理論を0からつくる楽しさ』)

・医療においても、世界中で、有限多様の腸内細菌、免疫、漢方薬の解決に向かっている。腸内細菌は、ヒト1人で、約3万種類、100兆-1000兆個が生息し、1.5kg-2kgの重量だ。

〇このように、有限多様は、抽象的な考え方というよりも、具体的な現実そのものだ。有限多様へのAIの解決により、ビジネス、教育、医療の具体的な現実が進化してほしい。

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