アテネ・スパルタの戦争=米国・中国の対立?

〇紀元前5世紀に、ギリシアで、民主主義のアテネ(アテナイ)と非民主主義のスパルタの二大国がペロポンネソス戦争をした。二大国以外のテーベ(テーバイ)などのギリシアポリス小国は、どちらに協力するかを、時により変更したりした。

〇21世紀、世界の二大国、米国・中国が、長期に激しく対立し始めた。日本もEUもアジア国も、民主主義の米国と非民主主義の中国との対立に、どちらにどの程度協力すべきか悩んでいる。25百年前の多くのポリス小国と同じだ。例えば、韓国は、日本、米国よりも中国に、すでに高く経済依存しているので悩んでいる。

〇アテネのペリクレスは、200隻の三段櫂船「商船」を利用して、アテネが中心のデロス同盟を維持した。さらに、アテネの軍艦が、他のポリスの商品を運搬する船を守り、海賊への対策をした。
・今、アメリカは、ホルムズ海峡で、欧米アジアが自国の商船を守っているのをお手伝いするという感じだ。いずれにしても、どうするのか、日本にも悩ましい。

〇アテネは、率いるデロス同盟で、ギリシアの海運国家ポリスの経済を良くする運用を増やした。これにより、デロス同盟は「軍事同盟」から「経済同盟」の意味合いが強くなる。
・今の米中の交渉でも、軍事と経済が紛れ込む意味合いが強くなっている。それが、同盟国に影響する。

〇紀元前429年にペリクレスが死去して以後、民主政国家アテネは、デロス同盟の盟主でありながら、「扇動家(デマゴーグ)」たちに支配されていった。民主主義政治のリーダーたちと異なり、世論の刹那的な意見を即座に政治へ反映したがる「衆愚政治(デマゴギア)は長期的な視野を無視した政策を連発し、徐々にアテネの国庫を浪費していった。

〇今の日米欧にも同じことが起こっているように聞こえる。アメリカの大統領や立候補者の一部がこの「扇動家」だと、アメリカの国民の一部は、思っているかもしれない。今、EUで成長しているポピュリストがデマゴーグでなければよいが。日本の政治・経済でも、同じことが起こっているかもしれない。

〇いずれにしても、25百年前のギリシアと今の世界の状況が、不思議に似ている。日本は、自分たちがアテネやスパルタのような大国ではないと自覚し、テーベの進んだ方法のうちの一つを選ぶしかないだろう。

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