「宇宙と宇宙をつなぐ数学、IUT理論の衝撃」加藤文元著

〇望月京大教授は、世界中の数学者で超難問になっていたABC予想を解決するIUT理論を6年前に発表した。それを、望月教授の協力者だった加藤教授が、一般人に分かるように解説した。面白かった!(ココ

〇読んでいるときは、感動した。でも、まだ読んでいない方に、書かれている内容を自分の言葉でうまく説明できません。とほほ。

〇私がびくっとした、本の言葉を雑然と引用します。

・「応用vs純粋」という安直な二分法は、すでに時代遅れです。現在では、あまりはっきりと明確には適用されていないのです。

・18世紀から「純粋数学」として研究された「楕円曲線」が、ICカードのICチップに実装され高いセキュリティも確保している。

・ディープラーニングの世界では、数学の概念がいたるところに見いだされる「数学の宝庫」になっている。スマホとは、驚くほどの多くの数学が使われている現場です。

・論理だけでは、数学はできません。直観的で全体像把握型の認識も必要なのです。数学者は、論理的な証明という手続きに先立って、なにが正しいと思われるかについて考え、予想を立てて、最後にそれを証明する。

・望月教授が、アニメ監督の庵野秀明氏(「新世紀エヴァンゲリオン」など)の協力を得て、IUT理論を説明するCGアニメをつくろうとしています。

〇ここからは、本を読みながら湧いてきた私の妄想です。
・昔使われた「応用vs純粋」の二分法が今使われていないように、現在のIT系で言われる「アナログvsデジタル」の二分法も使わないほうがよいと思います。二つを、違うものだとは理解しながら、二つを交わせながら、うまく使っていかなければいけません。

・実社会においても、「直観vs論理」の二分と対立がありました。前世紀の工業の現場では、論理が優先されました。しかし、工場・製造業の社会全体における比率が下がっている今では、新事業の開発でも小売業の現場でも、直観が重視されています。その場合、女性の方が、男性よりも、優越かもしれません。

他の書評です。
『宇宙と宇宙をつなぐ数学』未来からやってきた数学理論

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