中道・中流の衰退と「みんなちがって、みんないい」

〇欧米日の先進国では、中道政治家と、中流市民が、衰退しています。それが、欧州議会選挙、米国大統領選挙に反映します。日本では、その変化を、「みんなちがって、みんないい」(金子みすゞの詩)と、前向きに受け入れていきたいですね。

〇今日からEU議会選挙が始まります。親EUの中道右派と中道左派は、1979年以来、初めて過半数を失いそうです。非中道派である、イタリア右派、フランス極右政党などのEU「懐疑派」が、各国で支持を伸ばし、全議席の1/3獲得の勢いです。

〇米国のトランプ大統領(共和党)は、中道派のヒラリー・クリントン(民主党)に選挙戦で勝った、非中道派です。次の大統領選挙にむけて、民主党では、中道派のジョー・バイデン前副大統領(76)以外は、非中道派からたくさんの候補者がでてきました。

〇20世紀の欧米日の民主政治の選挙は、政治家たちが、一つの山頂に向かって、左からと右からと、二つの登山チームで、山登りを競うようなものでした。反対側の2つの場所から、眉間にしわをよせて必死で競争をするのですが、目指す場所は、二つのチームの中間にある、一つの山頂でした。

〇21世紀の政治では、その山登りを競う旧政治家と、直接競争しようとせず、空のワシと、海のシャチのように、遠くから見る新政治家がいます。そして、山頂にいいものがあれば、ワシは、登山家の上の空を飛んでさっと先に山頂にいき、取り上げます。また、シャチは、海の中でたっぷりおいしいものを食べています。(トランプさんのお顔って、ワシさんに似ていませんか?)

[参考]政治学者の宇野重規東大教授が、中高校生に話された「日本人が「他人のズル」を激しく妬む理由 平等になるほど、不平等を意識する」を参考にしました。(ココ
宇野氏が説明された、金子みすゞの詩「みんなちがって、みんないい」や、SMAPの「世界に一つだけの花」の歌詞、「そうさ僕らは/世界に一つだけの花/一人一人違う種を持つ♪」は、本当にいい言葉ですね。

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