世界からみる日本経済の五百年の歴史

〇日本は、1500年では、米国、中国、ロシア、インドと同じ経済力で世界の中級ぐらい、2000年では、米国の次の世界2位の経済力。と、外国の人に説明したくなる。これとは違う、聖徳太子、戦国時代、明治維新などの話は、世界の多くの国の歴史と同じ様に聞こえ、外国の人はあまり興味を持たないかもしれない。

〇1500年からの世界国のGDP表
・国GDPや軍事力の上位、そしてG7サミットの内の10か国をとり上げて下の表にしてみた。1500年での1人あたりGDPが大きい国の順に上下に並べている。1500年から、数百年おきくらいに各国の1人あたりGDPの金額と、世界での順位を書きいれた。1位、2位の高位は、黄色で示した。左上から右下に斜めに黄色が並んでいるのがおもしろい。

_______|_ 1人あたりGDP (ドル) __ (順位) _|_ 国GDP _|軍事力
--西暦-- |1500年_1700_1870_1950|2000 2017|2000 2017| 2018
イタリア |1,100_1,100_1,499_3,502|27位 28位 | 7位 9位 | 11位
オランダ |_754_2,110_2,753_5,996|13位 13位 |14位 18位 |
フランス |_727___986_1,876_5,270|22位 23位 | 5位 7位 | 5位
イギリス |_714_1,250_3,190_6,939|11位 24位 | 4位 5位 | 6位
ドイツ__|_676___894_1,821_3,881|19位 19位 | 3位 4位 | 10位
ロシア__|_499___610__943__2,840|93位 66位 |19位 11位| 2位
中国 ___|_450___600__530___448|125位 76位 | 6位 2位 | 3位
インド__|_450___550__533___619|150位145位|13位 6位 | 4位
日本 __|_425__570__737_1,921|_2位_25位 | 2位 3位 | 8位
米国 ___|_400___527_2,445_9,561|_5位__8位 | 1位 1位 | 1位
世界平均|_563___616___873_2,113|

(***上記表の補足***)
*1人当たりGDP(1990年基準ゲアリー=ケイミス国際ドル)
1500年~1950年 本「経済史」小野塚知二著有斐閣, ネット「世界経済の発展と技術革新
2000年 2017年:IMF資料 ココ
因みに、上の表にない上位:1500年2位ベルギー、1950年2位スイス
2000年1位ルクセンブルグ、 2017年1位ルクセンブルグ2位スイス
**世界の名目GDP 国別ランキング(IMF)2000年 2017年 ココ
 因みに、8位ブラジル 10位カナダ 12位韓国 13位オーストラリア
***「2018年軍事力ランキング(2018 Military Strength Ranking)
グローバル・ファイヤーパワー(Global Firepower)
  7位韓国 9位トルコ 13位イラン 18位北朝鮮

・16世紀、大航海とルネサンス期で、ヨーロッパの国が世界中を征服しつつ経済成長し、イタリアが最大経済国だった。この頃の室町・戦国時代の日本は、ロシア、中国、インド、米国という、当時の世界で中ぐらいの経済力の国と、同じくらいだった。21世紀に大国となるこれらの国に、16世紀に日本が同じレベルだったのは、驚く。

・17世紀に始まる江戸時代。都市人口でいうと、18世紀初め、江戸(東京)の人口は100万人で、ロンドン58万人とパリ51万人の約2倍の多さだ。また、教育でいうと、江戸の成年男性の文字が分かる識字率は、70%以上で同時期のロンドン20%、パリ10%を大きく凌ぐ。欧米の産業革命と科学技術に、日本はついて行けなかったが、都市の拡大や教育の現代化の基盤は、かなり積み上げていた。

・1700年頃から1950年まで、日本は、世界平均と同じように成長していく。その間、欧米国は、産業革命で莫大に急速成長して、日本と世界平均との差を広げて先に進んだ。後進国は、インド(ムガル帝国)が1700年550ドル/人。中国(清)は、1700年600から1950年448に衰退していき、1950年1,921の日本より貧しい後進国に落ちて苦しんだ。16世紀から19世紀の、欧米の白人系人種が統治する国以外では、日本が最も高い1人当たりGDPを出していた。また、非白人系の国では、ほぼタイと日本の二国だけが、独立系を保っていた。

・1950年以後、日本は高度成長し、1968年から40年間、日本の国民総生産GDPがアメリカの次の世界2位だった。日本の歴史で、日本の経済が世界でここまで上位になったのは、初めてだろう。そして、今後は、ないかもしれない。

・2017年の1人当たりGDPでは、上記表のアメリカ以外の9カ国みんなが、10位以内に入れない。一方で、北欧の人口が少ない国々が上位に入っているのが興味深い。何日か後に、その話も書いてみたい。

・さてこれからの21世紀は、この500年くらいの過程を学びながら、なんとか世界のあちこちの先進国についていく経済で、幸せに暮らしていきたいものだ。

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