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zoom RSS EUとローマ帝国の崩壊

<<   作成日時 : 2018/12/06 00:11   >>

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〇今のEUに、ローマ帝国の崩壊との類似を感じる。仏、独、英、伊などが主力のEUは、西ローマ帝国や神聖ローマ帝国などの歴史を思い出させる。ヨーロッパでは、EUとローマ帝国の共通点をよくみているようだ。

〇376年、ドナウ川北方に住むゴート族が、フン族に攻撃されて、ローマ帝国(人口5千万人)に20万人移住してきた。ゴート族は、移住後の西ローマ帝国の扱いに怒り、378年に闘い、ウァレンス皇帝を戦死させた。476年、西ローマ帝国は、外からの民族に攻撃されて滅びる。
現在、EU(人口5億人)には、シリア、アフガニスタン、イラクなど中東から100万人を超える移民が押し寄せている。EUに懐疑的な「ニュー・ライト」政党は、2014年EU議会選挙で台頭し、2015年欧州に押し寄せてきたシリアなどの難民に厳しく接したので、さらに民衆の支持を得た。EUで活躍しているメルケル首相は、ドイツに移民を受け入れようとしていたが、10月の州議会選で敗北し、CDUの党首を退任する。EUも外国からの移民を誰が、どう扱うか、揺れている。

〇西ローマ帝国では、3世紀末以後、軍事費などの国家予算が増え、租税負担が重くなり、それを回避する富裕者層はより富み、貧困者層はより貧困になった。そして、西ローマ帝国が滅びるとき、民衆は、ローマを守りきらなかった。
今までの数か月、フランスのマクロン大統領は、労働組合の抵抗を押し切り、企業の解雇手続きの簡素化や不当解雇補償額の上限などの労働市場改革を断行。法人税率の引き下げ、富裕税の廃止など、企業活力の活性化に重点を置いてきた。それは、富裕層が富み、貧困層が貧しくなったローマ帝国末期に似ているかもしれない。
これに対して貧困層含め一般大衆は、満足していない。この数日、フランスでは、政府の燃料引き上げに対する抗議運動が起こっている。フランスのフィリップ首相は、来年1月に予定していた燃料税の引き上げを6カ月間凍結する方針を発表した。今後、どう収まるのか分からない。マクロン大統領の支持率は、26%に落ち込んでいる。

〇イギリスのメイ首相は、EU脱退の条件の議会承認をとろうと必死で動いている。世論・議会ともに、EU脱退賛成者と、EUに残りたい者の正反対の二者が同様に多くいる。それにEUを加えた3つが、イギリス政府に違う要求をしている。メイ首相は、その3つの真ん中に立ち合い、なんとか受容されるようにしているが、3者とも距離が遠く、合意をとるのが難しい。国内でも国外でもうまく合意できない状態なのは、ローマ帝国が滅亡する状態と似ているかもしれない。

〇参考 上記の参考に下記を読みました。
ローマ帝国を滅ぼした難民と格差 井上文則 早稲田大学文学学術院教授
 BLOGOS 2017年3月24日
 https://blogos.com/article/215030/
教科書に載っていない世界史 EUと多くの類似点があるローマ帝国滅亡の理由
文春オンライン 2017年3月14日
 https://www.excite.co.jp/news/article/Bunshun_1789/
「国際関係」か「民主主義」か?――英国のEU離脱と現代欧州解体の構造
白鳥浩 / 現代政治分析論
 https://synodos.jp/international/17386
フランスのデモがマクロンを標的にするわけ 東洋経済 2018年12月5日
 https://toyokeizai.net/articles/-/253320

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