らくちんのつれづれ暮らし

アクセスカウンタ

zoom RSS 米中貿易戦争と日本

<<   作成日時 : 2018/08/06 00:20   >>

なるほど(納得、参考になった、ヘー) ブログ気持玉 15 / トラックバック 0 / コメント 3

○ 米中の貿易戦争が始まった
・米中貿易戦争が開戦したとメディアで7月6日に報道されてから、1ヵ月となる。それぞれの年間輸入額は、米国での中国からの輸入:5000憶ドル、中国での米国からの輸入:1300憶ドルだ。米国が中国からの輸入に追加関税をかけ、それに対抗して中国が米国からの輸入に追加関税をかけ始めた。もともと、中国での輸入の方が米国での輸入より小さいので、中国は、今、関税の追加余力がなく手詰まりが見えてきている。
・因みに、2015年にオバマ大統領は、習近平国家主席に、紀元前5世紀のアテネとスパルタとの戦争の「トゥキディデスの罠」の話をした。この凝った話が今回の米中貿易戦争に似ていると、世界のあちこちでまた語られている。
○ 1990年代の日米の貿易紛争
・僕のような50歳以上のサラリーマンは、1/4世紀前の1990年代にあった日米の貿易紛争を嫌に思い出す。米国の貿易赤字の比率で、その頃の日本の貿易は、今の中国と同じ60%くらいだった。比率が同じとはいえ、金額規模は大きく違っていて、その頃の日本は700億ドルくらい、今の中国は3800憶ドルくらいだ。(この数字は、修正するかも)
・1990年前半の頃、日本経済の調子は良く、1995年には、1ドル=79円の為替も記録した。当時、「数年後に1ドル=60円になれば、日本のGDPは、米国を越えて世界一位になる」という意見が日本にあった。一方で、世界の二極でアメリカに対抗してきたソ連が、1991年に崩壊した後、アメリカでは、輸出が多い日本を批判する「ジャパンパッシング」が言動された。「ソ連の次の敵は日本か」だったのかもしれない。当時の日本のこういう状況は、今の中国と似ているところもある。
・僕は、80年代後半、日本製造の半導体を輸出していたが、90年代に上記の状況に合わせて輸出以外を始めた。半導体を海外で製造し輸入したり、アメリカ製のCATVケーブルを買って在庫し、三国貿易で中国に売ったりした。
・ところが90年代後半、日本の経済の調子が悪くなり、97年山一證券の破綻、98年の金融危機も起こり、経済成長するなんて気持ちよいことを言えなくなった。やれやれ。今、日本のGDPは、世界国の中で、米国、中国の次の3番目だ。米国の貿易赤字に占める対日の割合は、10%前後に低下している。
・今の日本は、大客様の米国様と中国様に、にこにこと丁寧にご接客をしなければいけない。
○ トランプのポーカー
・中国に対するトランプ大統領の行動は、まるでトランプ(カード)のポーカーでブラフ(はったり)のプレイをしているようにみえる。ポーカーでストレートフラッシュそうなカードを一枚ずつ見せるように、中国からの輸入商品の関税増加を数回に分割して見せていく。そして、相手の中国がギブアップしてチップを払うことを要求している。
・オバマ、ブッシュ、クリントンとこれまでの大統領は、(大統領とカードとの)トランプと違ってステージに立って正面から国民に向けてダンス見せて話して、納得の拍手を得た。
・しかし、トランプ大統領は違っていて、外国の個々の首脳とゲームをし、それを国民にちらっと一部だけテレビで見せる。そして、後からインターネットでペラリと軽い文を入れて自慢に説明する。最近の北朝鮮、ロシアに対する首脳会議もそうだった。だから、6月のカナダでのG7サミットのように7人の多くの首脳と横に並んで会議をするのに気分が乗らず、意見を次々と反対、批判してさっさと途中で欠席した。
・このトランプ大統領のやり方に、中国もなかなか慣れていなくて、米中貿易戦争をすぐに止めるのが難しそうだ。
○日本の動き
・日本としては、米国にも、中国にも、どちらにも仲良くするのがいい。でも、それは、難しい。
・まず、日本は、安全保障上、米国の同盟国として、中国に対応するべき状況にあるのは、明確に意識して行動すべきだろう。中国は、今、世界で減ってきた非民主主義の中で最大の国でもある。それなりの選挙で大統領を選んでいる今のロシアと比べても、より非民主主義的だ。
・一方で、日本は、経済上、重要なパートナーである米国とも中国とも、仲良く協力したい。しかし、米と中がもうすぐ妥協するのか、紛争を続けるのかは、分からない。さらに、どちらの場合も、次に、米や中が日本に厳しい要求をしてくるのか、優しく迫ってくるのか分からない。
・冷静に言えば、米中貿易戦争の影響で、米国も中国も、日本に接する方法は、厳しくなること50%、優しくなることも50%の確率だと思っているしかない。そして、どちらの方向でも、それぞれ違う方法をよく考えて事前に準備するしかない。
・紀元前5世紀頃にアテネとスパルタ以外の小さな国が生き残る方法を、日本は探すしかない。

テーマ

関連テーマ 一覧


月別リンク

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!
ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。
→ログインへ
気持玉数 : 15
なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い 面白い 面白い
ナイス

トラックバック(0件)

タイトル (本文) ブログ名/日時

トラックバック用URL help


自分のブログにトラックバック記事作成(会員用) help

タイトル
本 文

コメント(3件)

内 容 ニックネーム/日時
結論が気に入りました。ではまた。
かんべえ
2018/08/08 08:42
かんべいさん、昨日、「溜池通信」(http://tameike.net/)に書いていただいてありがとうございます。そこで、「トゥキディデスの罠」の話に絡めて書いておられる、“あいにく日本はもはや覇権国でも新興国でもない。…換言すれば、「どちらが転んでもいいように」の精神であります。”は、本当に勉強になります。
らくちん
2018/08/08 11:24
まず、米国と共産党政権の中国を同列に認識するのが間違っている。
共産党政権の中国は、第二次世界大戦の戦勝国ではなく、むしろ敗戦国の旧日本軍と内通して国民党・中国人民を「売っていた」卑怯者との由。
遠藤 誉 の記事一覧をご参考:
news.yahoo.co.jp/byline/endohomare/
キッシンジャー・ニクソンが国連常任理事国の地位を与えただけの話。
トランプ政権がやろうとしているのは、製造工場IoT関連のビッグデータの分野で、中国大陸内から「GAFA」の出現を阻止すること、とりわけ軍需工業力の飛躍的発展を阻止
すること、と見ています。
下記の、半導体工場の投資判断が、関税で揺らいだか否か確認したいのですが、素人なので情報にありつけないでいます。。
https://www.eetimes.com/document.asp?doc_id=1331002
http://eetimes.jp/ee/articles/1808/08/news009.html
hk2009
2018/09/16 22:36

コメントする help

ニックネーム
本 文
米中貿易戦争と日本 らくちんのつれづれ暮らし/BIGLOBEウェブリブログ
文字サイズ:       閉じる