スウェーデン社会の弱点

これまで、スウェーデンでの暮らしのいいところばっかり書いてきたので、少しは欠点を書いてみたい。スウェーデン在住の人達からのききかじりでは、医療、鉄道、クリーニングなどのサービスが、弱点のようだ。

○医療
北欧では、無償の充実した医療が提供されている印象があるが、住んでいる人は、あまりよくは言わない。スウェーデン人と結婚してストックホルムに20年以上住んでいる日本の女性が、最後は日本で医療を受けたいからと日本の国民健康保険を払い続けていると聞いて驚いた。

とにかく、医者の数が足らないので、なかなか医師の診療を受けることができない。いきなりいっても電話予約がなければ診てくれない。電話予約の時に、症状を話すと、重要度と緊急性を判断して、診断の予約をいれてくれる。だから、電話予約の時には、いまにも死にそうだというふうに症状を誇張していわないと医者に会うことすらできないという。先日も、救急車を呼んだのにたらい回しに会って死んでしまった人がでて問題になった。

病院で骨折だと診断を受けると、そこから別途外科手術の予約を取らなければならない。ある人は、手術の予約をとろうとすると3週間先だと言われたという。その間に折れた骨が変なところにくっついてしまいそうだ。

かぜは、基本的に、医師が診てくれない。薬局に直接行って風邪薬をもらうことになっている。ある日本人の駐在の人が、子供が風邪をこじらせ、咳、鼻水が4週間も止まらないので、無理やり医者に連れて行って診てもらうと、医者が、テッシュペーパーの箱をポンと目の前において、「薬はこれで十分」と言い放ったという。日本では、あり得ない対応ではある。

そうはいっても、僕も、日本のように、風邪で医者に行くのは、少し大げさだと思う。インフルエンザなんて、クリニックの待合室で伝染が拡大しているようにみえてならない。薬局に本人か家族が行って、インフルエンザ検査薬をもらい、その結果に応じて薬をもらえば十分だと思う。

○鉄道
鉄道はよく遅れるし、不通になったりストで止まったりする。この前の春先にも、スウェーデンの鉄道が少しの雪で不通になるとは情けないとの批判があったという。高いし、サービスもよくない。国か地方自治体の運営が中心で、まあ、日本の民営化前の国鉄みたいらしい。

○クリーニング
スウェーデンに出張で三週間くらい滞在していたときに、クリーニング代が高いのに驚いた。スウェーデンは、よくできた社会であるがゆえに人件費が高く、ホテルのランドリーサービスが下着一着500円もする!僕がユニクロのセールで買ったパンツが、新品で2枚買える。結局、ホテルの洗面でこしこし洗って過ごした。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 2

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い

この記事へのコメント

らくちん
2017年08月23日 04:00
うめもとさん、コメントありがとうございます。ウィスキーのようなアルコール度の高い酒は、税率が高く、値段が高いです。ビールは、そこそこでしょうか。ワインは、国営酒販店で買うと日本よりも安いんじゃないでしょうか。昔、あまりにお酒を飲んで、近隣北欧諸国からバカにされました。それで、飲む機会などずいぶん厳しい規制をしました。25年前は、そんなころだからでしょうか。
うめもと
2017年08月05日 07:20
25年くらい前にスウェーデン国内線の飛行機に乗った時のこと。CAが飲み物を配り終わった後、乗客のおじさん達が皆ワゴンに手を伸ばして余った缶ビールを奪い合うように取っていくので驚きました。アルコールが高いんでしょうが、豊かな国なのにちょっとさもしい感じだったです。今もお酒は高いんでしょうか?

この記事へのトラックバック