アイドルグループ Negicco(ねぎっこ) ライブ

ネギをテーマにした新潟のご当地アイドルNegicco(ねぎっこ)のライブを代官山で見てきました。AKBほど競争心むき出しのがつがつ感はなく、Perfumeほど現代的なとがったセンスではなく、ももくろほど大人の作戦がすけてみえない、素朴な雰囲気が最大の魅力です。良い意味でオーラがゼロでも成り立っている「ゼロオーラアイドル」です。その意味で、素人系アイドルブームの究極の形とも言えるかもしれません。

地元特産のネギのキャンペーンをきっかけに結成されてから12年、様々な困難を乗り越えて今人気がでてきた24歳~26歳の3人組アイドルです。その苦労を知っている20代~50代の幅広い年代の優しいファンが、わが子の成長を愛しむように熱心に応援しています。女性ファンも一、二割いました。ファンとの一体感のあるとても楽しいライブでした。

ご当地アイドルとはいえ、楽曲は、80年代アイドルソング風から最新のテクノ・ヒップホップ系まで幅広く、しかもどこか今風の統一感があり素晴らしい。自分たちで考えたダンスも12年のキャリアで鍛えただけにけっこうキレがあります。歌が時々調子はずれに聞こえるのはご愛嬌でしょう。

ネギッコの苦難の歴史は、NAVERまとめが詳しいです。ココ

2003年に4人組で結成。2005年に所属タレントスクールが廃校。2006年に「一番歌がうまい」結成メンバーの一人が卒業。それらを乗り越え、新潟を拠点に地道に活動を継続していきます。カラオケボックスで歌の練習をして、ダンスも自分たちで考え、衣装も自前でした。

2009年のテレビ番組「勝ち抜き!アイドル天国!!ヌキ天」が最大の事件でした。メジャーデビューが決まる4週目で、審査員の一人が、「今後どうプロデュースしていいかわらない」と反対票をいれて落選しかかります。そこで、「私たちは、これまで自分でダンスも全部考えてきた。プロデュースできる。」と必死で訴えて、異例の再挑戦となり、結果、ヌキ天クイーンになります。ところが、スポンサーのUSENが経営不振となりメジャーデビューができなくなります。色んな苦労の中で、この件が一番感動的ですね。

それからも、メンバーは、保育士をしたり、大学(なんと理系!)に通いながら、少しずつ少しずつメディアにでてファンや楽曲提供者、レーベル、共演者などの協力者を増やしていきます。そして今年、全国ツアーを成功させました。

ライブのダイジェスト映像→


そういう苦労を見つめていた結構な年齢のファンが、両手を突き出して声を送っているのは、気持ち悪いというよりも、ほほえましくもかわいいものです。ちなみにライブでファンが手に持っているのは、ネギをあしらって緑の色がついたペンライトのネギライトです。

ライブに行ってみてNegiccoのファンは、とても優しくてモラルが高いと思いました。興奮して荒れることもなく、好きなメンバーが違うファン同士で張り合うこともなく、僕のようなビギナーが混じっても暖かく受け入れてくれました。こうしたファンと一体になったライブはとても楽しく、はまる人の気持ちも分かります。

また、過去の映像と比べると、楽曲も歌もダンスも容姿も見違えるほどどんどんよくなっています。特に上でリンクした今回のライブのパフォーマンスが格段にいい。これは、長年の熱心なファンとの交流の中で反応をみながら磨き上げ成長したものです。

Negiccoは、何年も前から今が「てっぺん」でこれ以上伸びないのではないかと言われ続けてきました。本人もファンも本気でそれを心配しながらできるとこまでと頑張ってきたら、ここまで伸びてきた。そして、今も、伸びがとまる不安を持ちつつ今を精一杯走っている。そこがまた、ファンや支援者が助けなきゃと思わせるのでしょう。

月並みな表現ですが、Negiccoこそが、素晴らしいファンと一緒にいてこそ成立するアイドルだと思いました。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 7

なるほど(納得、参考になった、ヘー) なるほど(納得、参考になった、ヘー)
面白い
ナイス ナイス ナイス
かわいい

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック