ユニークで多様なマンガ

マンガは、本当に色んなものがあります。最近は、アマゾンなどの電子書籍で第一巻だけ無料というキャンペーンもあるので、ついつい何年か前に完結されものまでみてしまいます。出たばかりのもの、完結したもの、読みかけのものも含めてあげてみます。

「健康で文化的な最低限度の生活」柏木ハルコ
生活保護のケースワーカーを主人公にしたまんが。生活保護ってどうなっているのか、目をみひらかされます。社会性だけでなく、絵もストーリーもしっかりしているのでお勧めです。

「いちえふ 福島第一原子力発電所労働記」竜田一人
福島第一原発で廃炉作業員の日々を描いたマンガ。作業員として働いている覆面の作者が描いています。「フクシマの真実を暴くマンガではない」としており、あくまで作業員の目からみた現実の一側面を淡々と描写しています。そのスタンスは、とても真摯なものを感じます。とはいえ、リアルすぎて息がつまり、なかなか読み進むことができません。

「たそがれたかこ」入江喜和
母親と暮らし社員食堂にパートに通うバツイチ45歳の女性が主人公。物忘れが進む母親に時折いらっとしながら、引っ込み思案の自分を励ましながらなんとか頑張って生きている。ほのぼのとしたリアル感がとてもユニークです。

「深海魚のアンコさん」犬犬
ぶっ飛び感では、近年最高のものの一つです。人魚が普通に人と一緒に学校に通っている町で、深海魚のあんこうの人魚であるアンコさんをめぐる話です。「異文化交流コメディ」なんてコピー自体が不思議です。魚類に詳しい人によると、ここで描写されている魚のキャラクターは、実はかなり正確にそれぞれの魚の性質を表現しているそうです。意外と深い!

「クジラの子らは砂上に歌う」梅田阿比
砂の海に浮かぶ巨船に暮らす民を描いています。こういう設定がどうして浮かぶんだろうと驚きます。僕は絵柄も好きですねえ。

「夜とコンクリート」町田洋
文化庁メディア芸術祭マンガ部門新人賞受賞作収録の短編集。じわっときて、後に残る不思議な哀感があるマンガです。純文学の短編小説みたい。こういうマンガもあるんだと驚きます。

「アオハロイド」咲坂伊緒
高校生の青春ラブロマンスを描いた累計800万部発行の人気少女コミック。実写映画化もされました。ありがちなストーリーながら、今の高校生のリアルがうまくでているから人気がでるのでしょうね。とはいえ、男子校育ちの僕にとっては、上にあげたマンガと同様、未知の異世界の物語として楽しく読んでいます。

「ナチュン」都留泰作
沖縄を舞台にした近未来SF。2010年に完結。作者は現役の文化人類学者で、大学院のときに沖縄の調査研究をした経験を踏まえて描いています。大学の先生とはいえ、絵も達者で面白いです。

「姉の結婚」西炯子
今年完結。アラフォー女性が、生活を変えて静かに生きようと地元に帰ってきたけれど、色んなことが起こります。この作者は、できるけれど不器用な女性を描くのが上手いですね。

ここからは、僕自身、ちゃんとは消化しきれていないユニークな作品です。

「ちーちゃんはちょっと足りない」安倍共実
九九は覚えたが割り算はできない「だいぶできない」中学二年生ちーちゃんの日常です。このマンガがすごい!2015年オンナ編一位。シュールというかリアルというか、おかしいというかもの哀しいというか、さっぱりとしているというかひねくれたというか、どちらともいえない不思議な魅力があるマンガです。

「逢沢りく」ほしよりこ
「今日の猫村さん」でブレークしたほしゆりこの長編。不思議な絵と直線ではない手書きのコマワリで、こんなマンガもあり得るんだと驚きます。

「ニーチェ先生」原作 松駒 漫画 ハシモト
コンビニに、さとり世代が舞い降りた。というコピーですが、実は、二-チェともさとり世代ともあんまり関係なくて、原作の松駒氏のツイッターが相当面白かったということだけではないかと思います。正直言って、僕には、それほど楽しめませんでした。

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