東北でのボランティア

石巻で3日間、がれきひろいのボランティアをしてきました。ようやく筋肉痛がとれてきたので、ばらばらと感じたことを書きます。一つで、一回分のエントリーになるほど、重い話もありますが、出し惜しみをしないモットーに従って、できるだけたくさん書き記します。

○ リアルな被害
津波にのまれて建物一つ残らず真っ平らになってしまっている風景、3階まで完全にやられている学校、壊れた自動車が3段積みになって、広大な場所にずらっと並んでいる姿など、テレビや写真で何度も見た絵ですが、やはりリアルにみると、言葉を失います。

○ 明暗の差
石巻市街の中でも、津波が届いたところと届いていないところで、全く違います。海辺では、津波にやられて建物一つ残っておらずまったいらですが、一方で、波が届かなかったところは、何事もなかったようにみえます。場所としては、数100mの違いで、悲惨な状況と、平穏な状況が併存しています。その差の大きさに驚きます。

また、復興の具合も、様々です。一階は、とびらも窓も枠しかなく、こちら側からすっからかんの家の中を通して、向こう側までみとおせる傾いた家で、それでも、どうやら2階で暮らしている人がたくさんいます。一方で、その数十m隣で、震災後の着工かと思われるほどきれいな新築の住居もあります。

○ 石巻は、都市
僕の勉強不足により、よけいに意外に感じたのですが、石巻は、漁業だけでなく、大型商業施設が並び、製紙工場や、大学もある、宮城県第二の都市です。漁港というよりも、産業都市を襲った震災と考えるべき面もあります。都市故に大きな被害が出た面もあるし、都市故に早い復興ができている面もあります。市街では、パチンコ屋さんも「節電営業中」という看板を出して営業していました。

ここからしばらくは、仙台に入った初日に一緒にお酒を飲んだ仙台在住の友人から聞いた話です。

○ 立体で感じよ
石巻市街よりも、南三陸町に近いリアス式海岸の方に行くと、津波が届いた跡の残っている場所が、信じられないくらい高い。集落全域が、その高いところまで、水に浸かったと、立体でイメージすると、恐ろしさが増します。テレビなどで、15mとか20mの高さとかと言っているけれど、高さという線で理解するのではなく、広い面積にその高さまで来たと、立体で把握したほうがいいとのこと。

僕も3日目に、十三浜に行ったときに、立体をイメージして見てみると、本当にぞっとしました。学校の三階が完全にやられているのだから、この高さで、村中が襲われたのだと思うと、信じられないほどの水の量です。

○ 海の見えないところの壊滅的被害
リアス式海岸のあたりでは、かなり奥まで津波が襲っており、中には、海なんて全く見えない集落も壊滅的被害を受けたそうです。きっと住民は、海の近くに住んでいるという意識は無かったのではないかとのこと。だとすれば、津波が襲ってきたときの驚きは、想像を絶します。また、そういうところでは、集落の建物がすべてやられていて基礎だけしか残っておらずここに住居があったのだろうと思うしかありません。まるで、ローマの遺跡のように。

○ 自衛隊
救援に来ている自衛隊に、急性の高血圧症が多発したそうです。被災者の目を気にして、インスタントラーメンの汁まですべて飲んだので、塩分のとりすぎで、高血圧が多発しました。自分達が食料をとっているのを申し訳なく思い、汁を捨てるところを見せられないと考えたようです。うなってしまいますね。

こんなところでしょうか。追って、思い出した話をさせてください。3日間の活動で、僕自身は、日頃の鍛錬が足りず、筋肉痛に悩まされましたが、意外と元気に動けました。体重が、2kgくらい増えていたのには、驚きました。

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