食の問題の真の悪は、消費者のエゴ

発売したばかりのマンガ「もやしもん」9巻で、樹(いつき)教授が、のたわまります。いやいや、まんがでもなければ言えませんよね。日本の食糧自給率、有機野菜、食の安全などのテーマに、まっすぐはいりこみます。

台詞だけを引用してみましょう。(「もやしもん」9巻)

安心 安全な食いモノを 誰かがどこかで作って自分に常に欲しい
叫ばれ続ける実に素直な本音だ 全くもって全員同意だろう
しかし 農の本音を言えば 申し訳ないがそんなモン知ったこっちゃねェ
政府が悪い 農協が悪い 農家が悪いと誰かに悪をなすりつけ
知る努力をせず 求めるばかりの消費者という名の虚像が放つエゴが真の悪だ

(引用終わり)

いやあ、すごいですね。それをいっちゃあおしまいよという話ですが、結構、説得力があります。続けて樹教授はいいます。

「消費者」という名の錦の御旗に逆らう方が悪という図式が出来てしまっている
(この台詞の背後になる絵がいい。「せいひしやさま」と書いた御旗を掲げた、買い物かごをさげたおばさんに、町人がみんな道の端で土下座しています。)

食や農の問題に限らず、今の社会で、だれかが、「王様は裸だ」と言わなければならないとすれば、その役割は、マンガなのかもしれませんね。

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この記事へのコメント

らくちん
2010年07月19日 21:44
matuさん、コメントありがとうございます。ほんと、ちょっと悲しい現実ですよね。一昔前は、タモリとかたけしが言えたんでしょうが、彼らも、最近は、それほどのパワーがないですねえ。
matu
2010年07月19日 11:43
今の社会で、だれかが、「王様は裸だ」と言わなければならないとすれば、その役割は、マンガなのかもしれませんね.
一般人へのある程度数の訴求力とタブーへ切り込む力の両方を兼ね備えるメディアは日本では漫画しかないのかも。
ちょっと悲しいけれど。

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