アメリカ帝国のゴルバチョフ?

ゴルバチョフは、世界中の人に人気があったが、ソ連邦を終わらせた最後の大統領だ。オバマ大統領は、アメリカ帝国を終わらせる最後の大統領、つまり、アメリカのゴルバチョフだという説がある。

確かに今のアメリカの状況は、当時のソ連と同様、海外に、どうしようもない戦争を、国内には、にっちもさっちもいかない経済を抱えている。オバマもゴルバチョフも人間的魅力に満ちた、聡明な人物で、世界中で人気があった。共通点は、多い。そして、オバマは、アメリカ帝国の最後の大統領になるという。

オバマをアメリカのゴルバチョフという人にも、いろんなバージョンがあるようだ。オバマは、帝国主義的アメリカ、覇権主義的アメリカを終わらせる人だ。あるいは、民主主義アメリカを崩壊に導くリーダーだ。などなど。

ま、らくちんは、ちょっと違うような気がしますけれどね。ゴルバチョフは、根っからの共産主義者ながら、ソ連的価値観への疑問が消えなかったようにみえる。愛国主義者が好きなロシアの人には、いまだにゴルバチョフの人気はない。

オバマは、アメリカ的価値観を心から信じているようにみえる。大多数のアメリカ人は、外国のことを知らずにアメリカが一番と思っている素朴な田舎くさいアメリカ好きだ。オバマは、海外に住み、すべてを知った上で、やはりアメリカが一番と思っている現実的で、芯のあるアメリカ好きだ。そのあたりで最後の踏ん張りがきくように思う。

とはいえ、オバマ大統領の前にひろがる現状は、ゴルバチョフのときと同じくらい厳しい。就任演説をみても、期待に成果が追いつかずに失望が来るのを防ぐために、話題を崇高にしつつも、過度なもりあげを避けているようにみえる。コンサルタント業者がよくいう、「期待値の管理」だ。釣った魚には、餌を控える。

普通に考えれば、2年後の中間選挙は、苦戦だろう。クリントンもそうだった。オバマも覚悟しているのではないか。オバマの側近スタッフは、就任後100日に決めた施策の効果が、3年後の大統領再選の選挙戦の頃までにでてくれ、間に合ってくれと祈るような気持ちではないだろうか。

ホワイトハウスでくしゃみをしているかもしれない。神のご加護を。

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この記事へのコメント

らくちん
2009年01月26日 01:03
snowbeesさん、kさん、コメントありがとうございます。「普通の二流サラリーマン」として、とても興味深い本ですね。kさん、オバマさん、相当現実的な感じがするので、ドル・人民元のレートとか、米国債とかの経済面を材料に、中国と微妙な駆け引きをするのでは、ないでしょうか。
k@神奈川
2009年01月24日 13:30
就任当日のニューヨーク株価を見ても、経済界は冷静(冷淡?)に見ているんじゃないか、という感じですね。この状況は誰がやっても特効薬はないでしょう。らくちんさんのおっしゃる通り、多くのアメリカ人は自国が世界一で、その行動は正しいと信じているようですから、期待が失望に変わらぬことを祈るばかりです。個人的には中国とうまくやってほしい、台湾を見捨てないでと念じております、ハイ。
snowbees
2009年01月22日 11:27
読書:「超二流」サラリーマンへの応援歌 snowbeesさん
1)著者の江坂 彰氏は、かって東急エージェンシーの関西支社長で、その回顧録である。題名の「超二流」は、スタープレーヤーでなく、日本企業のミドルによる気配りと懸命の努力こそ、米国や、中国、韓国の企業にはない日本企業の強さだという、著者の予断に基づく。
2)引用:「京セラは、島津製作所を目指して走り、日本電産は京セラを目指して走り続けているが、マネはしない。そして京都企業には、雇用は守るが、一方でさわやかな能力主義がある。かれらは、経営は千差万別であることを知っている。単なる成果主義ではなく、士気、熱意、信頼性もまた能力であるとかんがえている。
また職人技術*の伝統からハイテクがうまれたことは、よく知られている。*清水焼、友禅の技術、酒造りからバイオ(宝酒造)

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