オバマ

アメリカの大統領選について、米国政治の専門家のなべさんに色々聞きました。そんな情報を織り交ぜて、書いておきます。

○ オバマの勝利、負けるマケイン
マケインと決定的な支持の差がでていて、ほぼオバマ勝利が固いようです。黒人の候補が世論調査での支持よりも選挙での得票率が下がるブラッドリー効果が5%程度あっても、余裕で勝利。ま、これは、目新しいニュースでもないかも。しかも、選挙ですから、100%の予測というのはありません。

○ 頭いいオバマ
本当に頭いいようですね。クリントンと同じくらいって言われているようです。しかも、経済、政治、外交ともバランスよく分かっている。今回の金融危機でも、ボルガーなどのいいブレインがついているというだけでなく、本人自身が相当細かいところ、本質的なところまで分かっている。預金の保護を、税制上一つの基準になっている25万ドルまで引き上げるなんてのは、オバマ本人がいいだしたとも。このあたり、政治的経済的センスのよさをまざまざと見せつけました。一方、マケインは、全く分かっていないので、具体策でブレてしまった。政策が分からないとイデオロギーを語るしかなくなる。それが有権者にはっきり見えてしまったということですね。

○ 対日政策
アーミテージが、マケインについているので、ちょっと気になるところです。まず、一般論として、小ブッシュ一期目ほど、日本によくなることは、今後まずない。一方で、中国偏重、日本軽視のクリントン政権のときのようなことにもならない。東アジア外交の専門家は、クリントン時代の反省を踏まえ、中国専門家もみんな日本をちゃんと研究しているようです。オバマの外交トップスタッフのジャヌージは、日本に一年滞在して講義しています。そんなに変なことにはならないのでしょう。まあ、日本は、そんなことに気をもむ暇があるなら、宿題をちゃんとやってくれと言われるのでしょう。

○ 財務長官
おじさんの僕などは、どうもボルガーの名前に、サマーズ、ポールソンなどとはちがった、古く安定した金融の安心感のようなものを感じます。ルービン、サマーズ、ポールソンなんて、今回の騒ぎを引き起こした仲良し一味じゃないのって思ってしまいます。実際は、僕は、よく知らなかったけれども、ガイトナーが、有力候補だということです。

以前にも書きましたが、今回の金融危機では、日本は、色々と要求される前に、世界全体のためになるような原理・原則を提示して、その上で、日本が果たす役割を積極的に提案した方がいい。そうでないと、理不尽なほどの負担を求められて、しかも、感謝されません。下衆の勝負勘でいうと、国の政策としては、びびって専守防衛にでると却ってリスクの拡大がとまらない。攻撃は最大の防御、積極的にいってもらいたいものです。麻生首相も、初心のとおり、国連演説の調子で頑張って欲しいですね。

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この記事へのコメント

らくちん
2008年11月06日 23:17
ワシントニアンさん、コメントありがとうございます。黒人初の大統領実現のために、役に立つなら...チェイニーなんて結構口出ししてましたし...やっぱり上手く説明できませんね。
ワシントニアン
2008年11月04日 09:51
もう4年近く前になりますか、ライスさんの国務長官就任審査の上院ヒアリングをCNNでたまたま見ました。記憶だけなのですが、バイデン上院外交委員会民主党筆頭、開口一番、「自分が北朝鮮を訪問しようとしたとして、北朝鮮側が受け入れるかどうかは別にして、国務長官になったらライス補佐官あなたは訪問を阻止しますか」、「いたしません」、「しかし、自分がキューバを訪問しようとしたら、キューバ政府がどうするかはともかく、米国政府はどうしますか」、「キューバについては米国民の渡航規制があり、バイデン上院議員も例外ではありません」、「それは、米国として、北朝鮮の方がキューバよりもよい国だと扱っていると取られても仕方がないのではないか」「いえ、必ずしもそういうわけでは・・・」・・・云々といった厳しいやりとりがあったように記憶しています。要は、東アジア情勢も含めてよくおわかりの方だと思います。

しかし、不思議なんですよ。絶対、上院外交委員長の方が権限は大きいし、仕事も楽しいと思うんだけれど、バイデンさんなぜ副大統領候補受けたんだろう?国務長官ならともかく。
らくちん
2008年11月03日 00:08
Kさん、コメントありがとうございます。確かに、貿易摩擦は、中国に矛先が向かって助かりましたね。今回も、そうなるでしょうか...
らくちん
2008年11月03日 00:06
ワシントニアンさん、コメントありがとうございます。バイデンさん、いい感じですね。日本は、あんまり細かく顔色をうかがうよりも、自分達のためにやるべきことをやるというスタンスがいいのでしょうね。
Kさん、コメントありがとうございます。確かに、貿易摩擦の矛先は、中国に行って助かりました。今回も、そうなるでしょうか...

Kさん、コメントありがとうございます。
K
2008年11月02日 18:37
負担の方も、中国などの台頭で、日本に多くを求められる事が減るのではないですか。
少し寂しいですけれど。
ワシントニアン
2008年11月02日 14:52
お久しぶりです。
少なくとも、その場合の副大統領になるバイデン上院議員は、外国畑で、現上院外交委員長であり、共和党が多数派だったときもルーガー委員長(共和)のよきパートナーだったわけですから、心配する必要はないと思いますが。どういうご意見をおもちかはともかく、こちらの事情を(賛成・反対はともかく)よくおわかりの方なわけですから。むしろご本人にとっては、飾り職よりは上院外交委員長の方が楽しいのではないかと、よけいな心配をしてしまいます。

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