NHK記者のインサイダー取引

ちょっと、今日は、らしくないきつめの表現に挑戦します。NHKの記者が、NHKが特ダネとして報じた企業の資本業務提携の情報を、原稿システム端末などを通して放送前に知り、提携する企業の株を買ったとされる事件。少なくともこの記者は、厳罰に処されるべきで、刑務所にいくべきでしょう。

うめもとさんが、書いています。(ココ、1月18日分)
これはもう、一人も腹をこわしていない賞味期限問題あたりとは次元が違います。重罪だとワタシは思いますよ。賭場でイカサマすれば、小指1本くらいは失うわけです。

僕は、最近の司法当局が、罪刑法定主義を超えてまで、「けしからん罪」を広く適用しているように見えるのを、苦々しく思っています。特に、M&Aなどの経済行為に、その判決の持つ経済的な広い波及効果を考慮にいれず、倫理的判断で積極的に裁いている今の状況は、よくない。また、だからこそ、日本の株価が下がるとさえ思っています。

しかし、今回の事件は、逆に、積極的に厳罰に処するべきだと思います。どんな法律があるのか知りませんが、ホリエモン、村上ファンドへの判決とのバランスからしても、少なくともこのインサイダー記者に実刑が、あって当然でしょう。そういう法律がなく、今回は、罰することができないなら、今後のために立法的整備をするべきです。ジャーナリズムだからこそ、より厳しくあるべきだとも思います。

NHKは、約5千人が、この手の情報を入手できる状態にあったということです。詳しくは知りませんが、金融系の会社で、公開前の経済情報に恒常的にかかわる人間は、個人での株取引全般を厳しく制限されているはずです。どうして、この5千人全員が、個人の株取引を禁止されていなかったのか、不思議です。そういった点では、会長に実刑があっても、驚きません。ジャーナリズム、インサイダーとは、そういう厳しいものではないでしょうか。

僕は、今の日本ではやる、あのトップが謝る記者会見など、見たくありません。罪を犯したものが、罪にふさわしい法定の罰を受ける。全てのメディアが、もう一度、体制をチェックする。それを、すぐにやるのを見たいだけです。

そうでなければ、日本は、本当に衰退してしまうかもしれません。海外の投資家もそう思っているでしょう。いやいや、そんなことよりも、日本でビジネスをするものとして、なんともせつないのです。

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この記事へのコメント

らくちん
2008年01月23日 23:38
うめもとさん、コメントありがとうございます。本当に困りますね。NHKのは、5千人もが自由に見られるというのが問題ですよね。普通の事業会社でも上場企業に関する情報の管理は、本当に厳しくなってるのに、ジャーナリストがこれでは、いけませんね。
うめもと
2008年01月23日 11:00
引用ありがとうございます。ただ、NHKだけで5千人が株取引できないとなると、業界全体で数万とかが、株取引禁止になるかもしれません。自分のことはともかく(?)禁止対象業界の幅も広げたり、家族も含めたりすると、結局、株式市場参加者の裾野が小さくなって、証券市場を萎縮させてしまうのではないかと…。だから、仕事で得た情報でこういう悪さをする輩が出てくると本当に困るんです。
らくちん
2008年01月21日 23:35
なおきんさん、コメントありがとうございます。ホント、腹が立つというよりも、なおきんさんのおっしゃるとおり「残念です。」せつないよなあ、さくらちゃん。と言いたくもなりますよね。
なおきん
2008年01月21日 22:59
まったくそのとおりです! ぼくもこの事件に関してはほんとうに残念です。渥美清が生きていたら「それをやっちゃあ、おしめえよ!」です。実刑をもって日本市場が正常だということをきちんと内外に証明してほしいものです。

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