安部訪中の評価

台湾の李登輝前総統は、安部首相の訪中を肯定的に評価しているという。「日本は、これまで中国に頭を下げてばかりいた。」と。

1月7日の時事通信によると、台湾の李登輝前総統は、安倍晋三首相が就任直後に訪中し、胡錦濤国家主席らと会談したことについて、次のようなコメントしたという。

「日本はこれまで中国に頭を下げてばかりいた。戦略的な信頼関係をつくる必要があり、(これを実現させた)安倍首相の訪中は成功だった」と高く評価。日中の関係改善が台湾にとってマイナスに働くことはないとの見解を示した。

僕は、以前「媚び殺し」として、余りに媚びる報道や外交は、日中関係にもマイナスだと書いた。今回の李氏の発言をみると、媚びすぎずに筋を通した外交は、日中関係にプラスであるだけでなく、台湾のように、日中友好に不快感をもちかねないところにも、肯定的に評価される。そういうことだと思う。

因みに、台湾から別のニュースがあった。台湾の陳水扁総統がニカラグア訪問の途中に米国のサンフランシスコ立ち寄った。久しぶりの米国本土訪問で、在米台湾筋では「米台関係が従来程度にまでは修復された」とみているという。

昨年5月のコスタリカ訪問の時には、米側がゼーリック国務副長官の意思で主要都市への訪問を拒否、アラスカでの給油だけを認める方針を通告し、台湾側が反発し、米議会からも批判がでていた。今回は、中国を一定レベル牽制するといった外交的な均衡判断が米側に働いたと指摘する。

もちろん、中国は、アメリカに猛烈に抗議している。しかし、それくらいの批判など、アメリカもそんなに気にしていては、やってられないのだろう。外交なんて、いつもニコニコしているだけでなく、こんな駆け引きをやっているのが「正常」なのではないだろうか。まあ、三回に一度は、もめないとかえって裏があるようで薄気味悪いとくらい思っていないと、現場の交渉なんてやってられない。難儀な仕事ではある。

ブログ気持玉

クリックして気持ちを伝えよう!

ログインしてクリックすれば、自分のブログへのリンクが付きます。

→ログインへ

なるほど(納得、参考になった、ヘー)
驚いた
面白い
ナイス
ガッツ(がんばれ!)
かわいい

気持玉数 : 1

なるほど(納得、参考になった、ヘー)

この記事へのコメント

この記事へのトラックバック