高段者の「厚み」

初級者が、しったかぶりして、囲碁の「厚み」について書いていたら(ココ) 、知り合いの高段者(パンダネットで確か8段)からコメントをもらっちゃいました。「構築しても直接的に誇示しない、触らない」なんて、名人の至言ですね。以下は、いただいた電子メールのそのままの引用です。

1/31の「厚み」戦略、興味深く読ませて戴きました。厚みに対する認識と活用方法に就いて、単純化して言うと「構築しても直接的に誇示しない、触らない」という事でしょうか。確かに定量化が難しく、厚みを活用して勝ちに結びつける力が即ち碁の力ですが、下手をすると「甘く」なるので、相当の力量が求められます。

自分の経験ですが、若い頃(学生時代)は実利一辺倒で、シノギに自信を持っていた事もあり厚みは殆ど評価していませんでした。(数字化できない要素は信用できない、相手の勢力はいつでも削減できる、という感覚。)

(らくちん注)
シノギ:攻められている石を損をしないように上手くおさまること。

しかし、ここ数年になって「厚い手」又は「外勢重視」の感覚が明らかに強くなっており、以前ほど実利へのこだわりがなくなりました。

所謂「短期的収益獲得」より「長期的収益を如何に回収するか」へ興味が移っているという形ですが、これは下記の様なことかと思っております。
①経験の積み重ねによる脚質の変化
 →以前より少しは視野が広がった?
②ゲームの奥深さをより感じられる
 →厚みを生かして優勢に導く事は難しいが、単純な実利計算でない醍醐味が有る

但し、上記変化が対局の勝率とは必ずしも連動しないのが又難しい所です。プロの世界でも良くある事ですが、「碁の力・芸のレベル」は年齢経験を重ねる毎に上がっている筈なのに、勝負に勝てなくなるというケースはどんな時代でも繰り返されています。だからこそ、面白いゲームである訳ですが。

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