新関西弁「どちき」

最近の関西弁で「どちき」とは、なんのことか知っていますか。

関西弁は、やたら「ど」を使います。あきんど、ど根性、たんたんたぬきのどXんたま。特に罵詈雑言には、「ど」は効果的で、けんかとなれば、どあほう、どすけべ、どついたろか、とまくし立てます。なんであれ、ど、ど、ど、とこなければ、言葉に迫力がなくて、物足りません。

「ど」が一番強烈ですが、とにかく、濁音を良く使います。女の子を誘うときも、東京では、「お茶、しない」が、関西では、「ちゃ、しばこか」。値段を聞くときは、「いくら?」といわず、「なんぼ?」。サッカーの「ガンバ大阪」も関西らしさを感じる名前です。濁音は、品位にかけるところがあるものの、迫力と庶民的な親しみやすさでは、大きな効果をだしています。

僕が生れ育った、神戸の西隣りの明石では、「じゃんけん、ほい」は、「どっこん、でん」と言われていました。ちなみに、神戸や大阪は、「いんじゃん、ほい」です。神戸の中学に行き始めて、クラスメイトが「いんじゃん、ほい」と言っているのを聞いたときは、なんとなよなよした、めめしい、じゃんけんなのだろうと天地がひっくり返る程驚いたものです。男子たるもの、「どっこん、でん」。あいこなら、勝負がつくまで、声をもっと張り上げて「でん!」「でん!」「でん!」と叫びつづけなければなければなりません。

閑話休題。明石から神戸の中学に通いだしたときに感じたカルチャーショックは、今思い起こしても人生最大のもので、東京、アメリカ、台湾に移り住み始めたときに感じたカルチャーショックを超えるものでした。歳の若いときの文化ショックは、強烈なようです。

関西弁の話にもどります。関西の人の言葉の使い方は、天才的だと思います。JR西のICカードは、「いきましょう」の意味を持つ「イコカ」で、「スイカ」よりもはるかによくできたネーミングでしょう。また、大阪の警察が大量に張り出したポスターの「ちかん、あかん」は、間違いなく公共機関がだしたポスターの最高峰です。東京から関西に旅行に来た人が、「ちかん、あかん」のポスターの前で記念撮影をしたのも、一度ではありません。

そのすばらしい言葉のセンスを駆使して、新しい関西弁もどんどんできています。僕も東京に移り住んで後に聞いて、驚きそしていたく納得したのですが、東京でおしゃれに「マック」と呼ぶ、マクドナルドは、関西では、「まくど」と庶民的になります。

さてさて、「どちき」ですが、なんのことかもうお分かりでしょうか。ケンタッキーフライどちきンのことだそうです。この話、東京に移りすんでいる関西出身の人が一番驚きます。皆さんも、周囲の関西出身者に試してみてください。

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