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zoom RSS おもちゃは、大人らしく

<<   作成日時 : 2017/06/26 23:27   >>

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大人は、子供がおもちゃで子供らしく遊ぶことをイメージする。でも、子供は、おもちゃによって大人らしく振舞おうとしている。ままごと、電車のおもちゃ、リカちゃん人形、みんなそうだ。三谷幸喜のエッセイを読んで改めてそう気づいた。

三谷さんがエッセイ(6月15日の朝日新聞夕刊)で、新作舞台「こどもの事情」の稽古について書いている。白髪のシニアも含んだ大人の俳優たちが十歳の子供を演じる。三谷さんは、役者さんに「子供らしく」という演技はしないでくれとお願いしている。現実の子供は、大人と同じように考えているのであって、決して子供らしくあろうとなんかしていないからだ。

このエッセイを読んで、おもちゃについて、ぼんやり感じていたことを思い出した。大人が子供らしいものだと思って与えたおもちゃに対して、子供が見向きもしないということがよくある。その理由が言葉にして分かった気がした。

振り返ってみれば、子供にとって古今東西の鉄板の遊びは、みんな、大人のまねをすることだ。鉄板のおもちゃは、子供が大人の世界に入り込むための道具だ。ままごと用のおもちゃの小さいお茶椀とスプーンは、ママのしていることの真似をするための道具だ。電車のおもちゃは、電車の運転士さんに自分がなった気にさせてくれる。リカちゃん人形は、自分がお姉さんになりきるための化身ともいえる。

今、次から次へとでてくるおもちゃが成功するかどうかは、この視点でみてみると面白い。

相撲は、大人が真剣にやっていて、大人がそれを真剣にテレビで見ている。だから、子供が、疑似相撲できるおもちゃは、おりがみでも、ロボットでも子供には面白い。

一方で、棒がくるくる回るだけとか、ブランコになにかを載せるだけというおもちゃは、赤ちゃんにはうけるかもしれないが、子供にとっては面白くない。大人には、「子供らしい」とみえるものでも、子供には、大人に近づく要素がなさすぎる。大人になるためのおもちゃというよりも、おもちゃのためのおもちゃだからだ。

だから、大人がひどく感心するおもちゃが、意外に子供の関心を長く引き付けられなかったりする。おもしろい。

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