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help リーダーに追加 RSS マーケティングと絢香

<<   作成日時 : 2008/05/14 23:48   >>

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敏腕プロデューサーが、デビュー前の綾香に、「どんな歌手になりたいですか?次の3つから選んでください。」と尋ねた。
@ ヒットチャートで1位に
A 満員の武道館でコンサート
B 1通の熱い手紙が届く「あなたに救われた」と
そのときの綾香の答えを見て、このプロデューサーは、絢香のブレークを確信したという。

綾香は、迷うことなくBを選んだ。それを見たプロデューサーは、絢香のヒットを確信した。一人の人を深く感動させることがどんなに大切か。どんなに難しいか。それを知っていなければ、多くの人に受け入れられる歌は歌えない。

らくちんが、一通りの勉強をした後、初めて実戦でマーケティングをやり始めた頃、ベテランのマーケッターに言われたことがある。「らくちんさん、平均を狙ったらダメですよ。平均には、誰もいない。」

20人のクラスにおいて、テストで20点が10人、80点が10人の場合、テストの平均点は、50点だ。しかし、50点の人にあわせたレベルの授業をしても、誰もその授業に満足しない。50点の人は、いないのだから。

また、男女の区別をせず人間の体格の統計データをとって、平均値に基づいてブラジャーを作れば、Aより小さいカップのブラジャーを大量に生産してしまう。男も女もそれを買う人は、少ないだろう。世の中、なんでもかんでも正規分布ではない。

さらに、マーケティングの実戦の場で、「センター狙いはだめ」と、教えられたこともある。センター狙いを許されるのは、トヨタと松下だけだと。トヨタや松下のようなNo.1企業が、センターを狙って物量をたのんで負けない戦いをするのは、もう「マーケティング戦略」とは、言いがたい。「正しい戦略」では、あるが。

消費者調査の平均値、センターばかりを狙って失敗したのが、ゴーン以前の日産自動車だ。最後のころは、誰が使うんだろうと首を傾げる変なレバーがあちこちについている、中途半端な新モデルが、毎年でてきたものである。消費者調査で「好ましい」という人が多いとでた機能をすべてつけたら、全体としては、だれも「好ましい」と思わない車ができたわけだ。いやいや、たいていの企業は、ひとごとと笑えない話である。

マーケティングの基本は、セグメントを切って、そのセグメントの消費者と、特定のコミュニケーション方法を確立し活性化させることにある。つまり、万人に認められヒットチャートで一位になることよりも、一人の人を深く感動させることの方を目指すべきである。絢香は、実に、正しい。

このブログもその心がまえでやっていくつもりだ。たとえ、100人の人に感心してもらえなくても、100人の人にひんしゅくをかったとしても、一人の人に「くすっ」と笑ってもらえることを目指して。

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コメント(2件)

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この文章の面白さは、俺にしか分からない……そんな錯覚を持ってもらえるサイトを運営したいものだと思っております。
かんべえ
2008/05/22 17:32
かんべいさん、コメントありがとうございます。なるほど、勉強になります。そういえば、上海馬券王さんの今回の地震へのコメントは、「俺にしか分からない」と読んだ人がたくさんいたのではないでしょうか。見習いたいものです。
らくちん
2008/05/24 22:40

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