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小沢氏の巧拙はともかく、大連立に関するメディアの一連の報道には、少し違う感想を僕は、持っている。例えば、今の政治状況では、大連立は、両党にとって最も合理的であり、起こる確率が高いと思う。それに、密談と批判されている福田・小沢会談も、密談とは思わない。 二ヶ月ほど前だったか、政治学の学者さんから、「自民と民主の大連立は、これまでの政治学の研究に基づけば、起こる確率が高い。」と聞いたことがある。 ヨーロッパでは、長い間、多くの国で多党乱立状態が続いたので、連立政権が多数できた。そこで、ヨーロッパの政治学は、どういう状況でどういう連立政権ができやすいかという、統計的な分析を長年行ってきた。なにせ、国の数も多く、歴史も長いので、サンプルが多く、数学的処理がしやすい。この30年以上、政策の距離、左右の違い、議席比率などに基づいて科学的に分析している。非科学的と批判されがちな政治学にあって、最も、数学的な手法を取り入れている研究分野ともいえる。そこまでは、らくちんも理解していた。 そのヨーロッパにおける研究の成果をもって、今の日本の政治状況を分析すると、大連立に向かう確率が極めて高い。と、いうのが、その学者さんの説明だった。とはいえ、まあ、僕は、耳学問で、そういう研究成果の一次文献を読まずに、このエントリーを書いていることは、告白しておきます。 そうした政治学の研究の成果に加えて、普通にみても、大連立は、両党に合理的であり、起こる確率が高いようにみえる。 まず、なんといっても、今の自民と民主で政策の違いがほとんどない。民主党内部での政治スタンスの距離よりも、小沢党首と福田総理の距離の方が近いくらいだろう。もちろん、多様な政治家を抱える自民党内の政策の違いも、小沢・福田両氏の違いよりも大きい。 それに、衆議院で多数をもつ自民党と、参議院で多数を持つ民主党とは、協力しないと、どちらも何の成果も生み出せない。国民にアピールできない。こうして、民主、自民両党に、大連立に向かう合理的な動機が強く働くことになる。これが、ベースだ。 たとえ、今回、小沢氏の政治的稚拙さも手伝って大連立が成り立たなかったとしても、引き続き、その誘引は、強く残り続ける。例えば、次の衆議院選挙で、民主党が勝てず、自民党が第一党になった場合、つまり、今と同じ政治的状況が続く場合、再び、大連立に動くだろう。しかもそうなることを選挙民が予想すると、民主党が負けやすくなるようにもみえる。自己実現的予言か。 大連立というのは、非民主主義的で、二大政党制による民主主義を目指すべきだなどという論法がメディアでは、目立つ。しかし、民主主義国においては、アメリカなどの特殊な例を除けば二大政党制よりも、連立政権の方が一般的だ。大連立=大政翼賛会というのも、あまりに幼稚な議論である。今のドイツは、民主主義国ではないというのだろうか。 僕自身、大連立に大賛成というわけでもない。でも、国会で、一本も法案が通らない状況よりもましだと思う。そして、政治というのは、大概の場合、悪い程度のより少ない選択肢を選ぶ作業のはずだ。 もう一つ、別の面白い意見を聞いた。今の自民党には、本当に人材がいないという。特に安部元首相の世代のレベルが低い。二世議員が多いからかとも言われている。もちろん、二世議員でも優秀な人もいるのだが、総じてレベルが低い。 一方、民主党の人材は、優秀な議員がそろっているという。ちょっと青臭いところもあるが、やはりそれなりに、政策の勉強も積み上げてきている。前原氏にしても、岡田氏にしても、失敗もしたが、それが経験にもなっている。 最後に、よくメディアでは、「小沢党首と福田首相の密談」と言われているが、なぜあれが、密談と批判されるのか、僕には、さっぱり分からない。今から会って話しますって、公然と二人で出てきて話しているのだ。僕なんて、おおっぴらすぎて、なにも学級会じゃないんだからと、絶叫してしまった。あんなにおおっぴらな会談は、ありませんぜ。 そうしたら、メディアが「密談」と批判しているのを見て、もう一度、絶叫してしまった。テレビカメラと記者の前で会談をしなければ、「密談」というのだろうか。また、おつきの人が同席していなかったから「密談」というのなら、こんな馬鹿馬鹿しいことはない。一人で相手と交渉できないリーダーなんて、ほとんど定義上、リーダーではない。それが、「密談」と批判されるのだろうか。 世間様が、大連立は、非民主主義的であるべきではないと批判し、ありえないと論じ、小沢・福田会談が密談と批判されるのなら、僕自身の感覚が世間とズレていると、考え直さなければならない。そうなら、僕も、小沢氏の美意識がズレているなどと批判する資格はない。やれやれ。 |
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福田首相「やっくんのビンボーくじで福が来た!」群馬限定版の売れ行き
話題の政治家にちなんだ商品を製造している菓子メーカー、大藤(東京都荒川区)が10月初旬に販売を開始した「やっくんのビンボーくじで福が来た!上州限定版」の売れ行きが好調だという。 福田康夫首相をキャラクターにした「やっくんのビンボーくじで福が来た!」は、同社が発売していた安倍晋三前首相の「晋ちゃんまんじゅう」に続く新商品で、商品名の「ビンボーくじ」は福田首相の「(今首相になるのは)貧乏くじかもしれないよ」発言からとったもの。 商品は安倍晋三前首相と同様にまんじゅうだが、福田首... ...続きを見る |
三面記事 2007/11/08 10:59 |
党首会談「密室批判」に“反論”
福田康夫首相は8日付の福田内閣メールマガジンで、小沢一郎民主党代表との党首会談に触れたとのこと。読者から「内容が国民に知らされなければ意味がない」などの「密室批判」が寄せられたことを紹介し、「政策実現に必要な体制を議論するには、建前抜きで本音の話し合いを行う場があってもいいのではないか」と理解を求めたそうで、首相は「公開の場での議論が民主主義の基本」と断ったうえで、「公開の場でお互いが自分たちの主張を繰り返すだけでは何も決まらない」と指摘。「与党と民主党で、『政策協議の場』を... ...続きを見る |
京都日記~独り言~ 2007/11/09 12:33 |
| 内 容 | ニックネーム/日時 |
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おじゃまします。 |
アイスゆず 2007/11/07 01:19 |
アイスゆずさん、コメントありがとうございます。今後も、大連立の話を興味深く見物したいと思います。 |
らくちん 2007/11/11 22:30 |
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